昔の学者が書いた古典的名著には、「共同体への統合率が低い社会では自殺者が増える」と結論付けられていた。 日常生活で言い換えれば「孤独な人間は自殺しやすい」ということだ。 自殺には「死ぬしかない」場合と「死んでやる」場合があると思う。(専門的なことはわからんが) 「死ぬしかない」に至る事情は様々で、借金とか病気とか失恋とかあるが、どれも人によっては「そんなもんで死ぬ理由になるか!」と言われる可能性はある。 借金ぐらいマグロ漁船に乗って払え!というパワフルな方もいるだろうから、「生きていてもしょうがない」「もう生きていく望みがない」というのは完全に「自分理論」である。 「死んでやる」の場合は周囲との人間関係に問題があったためであろうが、どちらにも共通しているのは「究極的に個人の問題として処理される」ということだ。 命が大切だろうが根性なしだろうが残された人の気持ちを考えろだろうが、「そんなの俺には関係ない」と言えばそれでおしまいである。 自殺は、究極の自己満足なのだ。 だから、人に自殺を思いとどまらせるのは容易なことではない。
何故なら
「ならば、あなたは私を心の底から愛してくれますか?」
と問われることになるからだ。
わたしには生きる価値があると感じられるほどに、あなたは私を愛してくれるのですか?
そうでないなら、わたしが死んでいけない理由はありますか?
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