| 2009年04月22日(水) |
『考える技術』大前研一 |
非常に頭のいい人だとは思うけれども、全編「自慢話」に見えるのは私の心が狭いからでしょうか。 いや、いいんですけど別に。自慢話でも。 しかし、村上龍にしても大前研一にしても、「これからの時代は学校なんか行かなくていい」と盛んに言うのは困ったものである。 この人達は「誰もが自分のように意志が強いわけではない」という当たり前の事実を失念してものを言っているからである。 30年ぐらい生きてきて、手に入れた真理の一つは「成功するかしないかは意志の強さ次第」ということで、「わかっちゃいるけどやめられない」人はまず、トップに立つのは難しいということだ。 でもねえ、別にトップにならんでもいいじゃないの、というのも世の趨勢。 ゆとり世代の子達はのんびりしていて素直でびっくりする。 「えぇっ昔は奴隷がいたんですか? ひどい!」 なんということだ。 こんなに善良なガラスの10代がいていいのか。 ナイフみたいに尖っては触る者皆傷つけるのが10代じゃないのか。 話がそれたが、まあそんなわけで、意志の弱い大半の人間は、学校で教わる挨拶とか時間を守るとか常識とかをちゃんと身に着けておいた方が明らかにサバイブしやすいよ、ということ。 学校から離脱してやりたいことだけをやるハイリスクハイリターンなバクチ人生も悪くはないけれど、自分で自分を律することのできない人間には絶対勧めない。 学校行く行かないはともかくとしても、とにかく「考え抜く」のが必要だ、というのは賛成。 凡人でも、とにかく考え続けていればそれなりにいいアイデアが出るものなので、自分の限界を勝手に決めずに考えを詰めるのは大事だと思う。
|