また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)

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2004年02月02日(月) 【映画】恋はデジャ・ブ Groundhog Day

 日本語のタイトルを見ていたらきっと見ないだろうなという映画。この邦題、見終わったあとインターネットで知ってびっくり。allcinema onlineの感想には「この題名のおかげで紹介しても誰も見てくれない」とか「題名にに惑わされず見てほしいとか」書いてある。いい映画なのに題名の付け方まちがいましたねー。この男優、高校時代映画館で見た「三人のゴースト(Scrooged)」の人。この人「フィッシャーキング」にもでていたと思っていたら、それはロビン・ウィリアムズでどうも勘違いだったらしい。女優はどこかで見たことあるなぁと思っていたら「セックスと嘘とビデオテープ」の人だった。





【allcinema online より】

恋はデジャ・ブ (1993)
GROUNDHOG DAY

上映時間 101 分
製作国 アメリカ
公開情報 Col=COLTRI
初公開年月 1993/10
ジャンル コメディ

監督: ハロルド・ライミス Harold Ramis
製作: トレヴァー・アルバート Trevor Albert
ハロルド・ライミス Harold Ramis
C・O・エリクソン C.O. Erickson
原案: ダニー・ルービン Danny Rubin
脚本: ハロルド・ライミス Harold Ramis
ダニー・ルービン Danny Rubin
撮影: ジョン・ベイリー John Bailey
音楽: ジョージ・フェントン George Fenton 
出演: ビル・マーレイ Bill Murray
アンディ・マクダウェル Andie MacDowell
クリス・エリオット Chlis Elliott
スティーヴン・トボロウスキー Stephen Tobolowsky
ブライアン・ドイル=マーレイ Brian Doyle-Murray
マリタ・ゲラーティ
ロビン・デューク Robin Duke

 TVキャスターのフィル(B・マーレイ)はある日、同じ日を繰り返し体験していることに気づいた。彼は“過去”の経験を活かして、愛する女性に告白しようとするが……。サタデーナイト・ライブのメンバーによるライトなコメディ。  
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        ↑これ
【感想】    ↑
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 すぐ上の「作品解説」を書いた人、この映画見なかったか、何も感じなかったかどちらだろう。このallcinema onlineというところ、データベースとしては結構いいが、どうも作品解説が偏っているような気がする。どなたか、もうちょっといい映画検索サイトがあれば教えていただきたい。

 この映画はチャンネル5でいつものようにたまたまやっていた。偶然なのは、先日うちのクラスメート(ブラジル生まれ、アメリカ育ちのドイツ人)と話してるときに話題になった映画だったということ。俺は今日までこの映画を見たこともなく、ご飯を食べながらなんとなく見ていて、もしかして彼の言っていた映画ではないなと思いながら最後まで見た。同じ日が繰り返されるのがちょうど2回目の朝というとこから見始めた。最後まで見て、これはどうもその映画だったらしい。

 そのクラスメート曰く「毎日朝起きると同じ日(昨日)が延々と繰り返される」映画だという。どんな映画かなと思っていたら、この映画すごく良かった。上の解説にある「彼は“過去”の経験を活かして、愛する女性に告白しようとする」というのは、俺的には少し大ざっぱに言いすぎな気がする。この映画のテーマが、そういう打算的な感覚を越えてしまったものを扱っているように思えるからだ。

 毎日朝6時、ニュースの取材に来ている同じ街の同じホテル、同じ部屋で目が覚める。この映画はこれが延々繰り返されることになる。見ていると途中でなんともやり切れなくなってくるのだが、軽快なコメディータッチで描かれていて、すごくすっきりしている。

 絶望した主人公はあらゆる方法を使って何度も自殺を試みるが、その努力もむなしく「前の日(2月2日)の朝6時」に同じベッドの上で目を覚ますことになる。途中ではこの、あまりに執拗な「賽の河原」的現象に、見ているほうも途方に暮れてしまうが、その日に街でどんなことが起こるか秒刻みで知り尽くしている彼は、その後、困っている人々を助けたり、または喜ばせたりを毎日繰り返していく。氷の彫刻を練習し、ピアノを習い最後には一流の腕になる。最後は忘れてしまったころにやっとハッピーエンドがやって来る感じでほっとする。ぱっとしない日常に埋没し、特別新しいことをするやる気も出ずだらだらしている人には刺激になっていいかもしれない。「あと一年であなたは必ず死ぬ」といわれたらどうするかという質問があるが、遠回りしてたどり着く境地はある意味この映画のそれと近いかもしれない。元気が出る映画、前向な感じで俺はすごく好き。

 Sony Pictures Video Informationというところにコンパクトでましな解説を発見。以下コピペ。

 聖燭節を訪れたお天気キャスターが田舎道で足止めを食い、その上おかしな事に永遠に2月2日を繰り返す爆笑コメディ。
「ゴーストバスターズ」「スペース・ジャム」のビル・マーレーと「フォー・ウェディング」「クローンズ」のアンディ・マクドウェルが共演の全米初登場第1位を記録した大ヒット作。監督はハロルド・ライミス。


倉田三平 |MAILHomePage

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