また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)

DiaryINDEXpastwill


2002年09月30日(月) カンフーの王先生

 週二回、月曜と木曜がカンフーのクラス。その名も白鶴拳という。最近は天気も悪くて海にも泳ぎにもいけなかった。屋外プールも知っているかぎり9月30日で営業終了。ここ2週間本当に雨がよく降る。ということで、この白鶴拳ぐらいしか運動してない。やっぱ身体を鍛えないといけないなあと思う今日この頃。師範大学のプールの会員にでもなろうかな。(会員制なのか?) ロンドンでさえ、真冬に外のプールを営業してるんだから(オアシス・スポーツセンターとか)、台北でもやってくれよ。10月一杯は温水にしなくても大丈夫じゃん? 屋内のプールってなんか苦手なんだよねー。ま、文句言ってもしゃーないか。

 そうそう、カンフーの「シーフー(師父)」(=先生)である王先生は見た目や雰囲気が、ばりばり大陸の中国人ぽいので、てっきり外省人(太平洋戦争後に国民党とともに中国から渡ってきた人たちとその子孫)かと思っていたら、どうも違うらしい。出身は南部(というか南端)の墾丁国立公園の方らしい。地図を見てみると、高尾の東南東、屏東の南にある潮洲というところが田舎らしい。南部はまだ言ったことがないがばりばりの台湾語文化圏らしい。

 おじいさんは日本統治時代小学校の先生で日本語と台湾語で教えていたらしい。当時北京語は全くなかったという。いわゆる「日本語人」なのだろう。おじいさんも、おばあさんも日本語をしゃべる。王先生も「北京語より台湾語の方が上手」だという。どんな顔をして台湾語をしゃべるのかな? 想像ができない。あのばりばり中国人な顔で「ボーブンテー」とか「マイケーキー」とか「チャッパーボエ?」とか言ってるのだろうか。んー、まじ想像できん。

 ちなみのこの先生「となりのトトロ」が大好き。外省人でも日本びいきの人はいるんだなぁと思っていたら、実はばりばり本省人(国民党がやって来る前から台湾に住んでいる人とその子孫)。授業が終わった後は、へたっている生徒達をしり目に、一人でヌンチャクを片手に鍛練されておりました。ここまでなるには20年以上かかるとか、、、。


倉田三平 |MAILHomePage

My追加