黒武日記
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 散在だちくちょー!!
2006年06月28日(水)

 昨日、大散財してしまいあmした。2500円くらい。
「ギャクマンガ日和」と「闘碑伝説アカギ」に代表される福本作品を手に入れようと必死こいてしまって・・・。古本屋で2500円出してもあつまらねえよチクショー!といいつつ、好きになった作家さんが大量の作品を抱えてる場合、散財だ・・・と青くなりながらも、嬉しくてたまりません。ハマるなら作品が多いほうがいい。それが高じて、現在進行形の作家とかのファンはあまりしたくないのも本音です。いっそのこと生涯ぶんの作品をコンプリートしちゃってる作家にはまりたいんだよコノ野郎。といいつつ、死んでもらっちゃ困る・・・これからも元気で精力的な執筆活動をお願いします。ってとちゅうからお願いだしな・・・。あ〜。それにしても、2作品ともおもしろいよ。「ギャグマンガ日和」はうすた京介も絶賛!見たいな事が、コミックの裏のあらすじに書かれてて、なるほど納得。このマンガ、やたら歴史上の偉人達が出てきまして、1〜7巻の間に(聖徳太子・小野妹子、蘇我馬子・蘇我入鹿、松尾芭蕉・河合曽良、ニュートン、ガリレオ、コロンブス、ペリー、ハリス、ライト兄弟、モーツアルト、ルノアール・セザンヌ・ピサロ・ドガ・モネ、大石蔵之助・浅野匠之上、ベル、徳川吉宗・大岡忠助、え〜と・・・などなど。)出てきてました・・・思い出せるだけでコレだ。ロボットシリーズとかもおもしろい。何が何だか分からないだろうけど・・・まあ、読んでみんしゃい。
 そして、福本作品には・・・ぶるぶるさせられます。古本屋でもそろえにくいったらありゃしない・・・。100円しか買わんぞ貴様!とか思ってたのに、「賭博黙示録カイジ」に350円も一冊に出しちゃったろうが!!なのに、読んだら大興奮だよ・・・ああ〜・・・踊らされてる!!踊らされてるよ!!
なんともいえない抽象的ですらある絵なのに!スゲーかっこよく見えてくるから恐ろしいよ!!ガクブル!!そして、なんで、こんなに婦女子魂揺さぶられるの・・・。トホホーイ・・・泣くほど感動しておきながら、コレだからなあ。所詮涙なんて、汁だよ。目汁。主人公のカイジ君がありえないほどいい奴で、泣かされます。所詮フリーターというかニートというか・・・な人ですが、連帯保証人だかに成ってしまい、使ってない金を借金。その借金を負った若者の救済とか名うった怪しげなギャンブル船に乗せられ、船側のきめた種目「限定じゃんけん」で生き残りをかけて闘うのでした〜・・・。みたいな、いかにもマンガチックな展開。そして、巨万の富を有する黒幕のジジイが出てきたあたりで、拙者爆笑してしまった。しかし、笑えない説得力ありげなセリフの数々と多くの人間の後悔に涙が!!カイジは良く泣くんですが、もらい泣きです。果てしなく。船を下りた後から更に、黒い世界に巻き込まれていくカイジ!何時になったら借金はなくなるのか!膨れ上がる利息!!それにしても、現段階ですでに、カイジぼろぼろです。このあと、二部三部とつづくらしいのに一部ですでに!!焼印押されるは、耳はそいじゃうし、とうとう指四本とられました。途中で新薬の実験体だか売春だかへと人生の終焉を迎えるところでした。危うかった。
 それに反して、なにがなんでも泣きそうにないのが、マージャン漫画「闘碑伝説アカギ」の主人公赤木しげる様です。もお、様づけでいいですよ。「闇に降り立った天才」ってスゲエアオリ文句ついてますから。負け知らずです。命も金も惜しいものなんてない。この世で一番うまいものは人の心だぜ〜!そんなアカギ様は、「アカギ」では13歳で登場、伝説の試合後6年の空白の後現れた19歳アカギ様は人生に飽いてらっしゃいました。おそらく出来ないことなど何もないアカギさまは、ウソみたいな強運でヤクザの賭場で丁半賭けをしても負けません。200万を元手に2000万ゲットだぜ。昭和30年代の物価でいえば2億円です。でも、赤木様はそんなものへの河童です。そんな可愛くないアカギ様ですが、同作者作品「天」にて43歳で登場してます。そこで語られるところによると、数年前引退したが、無敗といわれとにかく強かったんだが、それだけでなく旦那衆に人気があった。華があった。とね。まあ、もちろんマージャンのことですが・・・でも、結局打つのはアカギ様ですから。アカギ様がアイドルなんですよ。そしてうっかり「天」最終章を買ってしまったので、アカギ様の最期を知ってしまいました。最後までアイドル状態です。墓石まで削られます。心配なのは火葬したあと骨壷に入れる際、骨をちょろまかしたヤツがいるんじゃないかって事です。それほどアイドルです。ヒョーーー!
 カイジは一見アイドルになるときがありますが、まやかしです。しまいには、「おれは、その思いだけでいい」とか悟り開きかけてます。金融会社のオッサンが家の前でバラの花束差し出してきても、別のいやな予感しかありません。いや、正直なんでアノ場面でバラの花をカイジに上げる必要があるのか・・・未だに分かりません。分かりません!!
 「アカギ」はピカレスクロマン風とでもいいましょうか・・・。ちびりそうなカッコ良さです。振れれば切れそなアカギ様も「天」では、完璧な補完がされてるので、はればれと終われるのではないか。「カイジ」はニートへのお説教漫画かもしれん。人間性と金とかいうテーマというより。堕落しちゃう〜ギャンブルしちゃう〜。追い込まれないとなにもしたくな〜い。見たいな!!アカギ様とは180度っていうか、アカギ様はユークリッド空間を超越されてるそうなんで、まさに次元が違う!!ステキー!

 いや、すいません。取り乱してましてね。








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