こんんちわわ。行ってきたよゴッホ展。なんやらきんだい美術館までいってきたよ。こんな遠出は久しぶりすぎて、のっけからテンションがさがるものの、結局一人でいってきたよ。 付いた途端に予想してたこととはいえ、愕然としたね。ものすごい行列。 いやいや、パンダが日本に始めてきたときや、ツタンカーメンやモナ・リザが始めて日本に来たときはこんなもんじゃなかったはずだと自分をなぐさめてみるも、チケット売り場で100分待ちとの札にここはネズミーランドですか?と思いました。そのあと、最後尾はこちらでーす! というなんかどっかで聞くことの多い声に呼ばれていくと行けども行けども最後尾が見えなくてかなり遠い目をしましたよ。途中で焼き芋やが焼き芋売ってたりしたよ・・・。ホント本もっててよかったよ、文庫の「緋色の研究」を読みながら待ち続けました〜。割とそうしてたら早く入れたよ。 入り口で説明の流れてくるヘッドフォン(なんてんだっけー・・・)を借りて入ってまた人の多さに遠い目。 とにかく流れが悪くてさ〜。 オタクたちよりたち悪いよ〜ちくしょお〜思いながら。苦労して見て来ましたよ。 展示内容はゴッホ作品の制作年順に絵を追ってく流れでしたが、その中で彼が影響を受けた絵や宗教、牧師だった彼の父親の持ち物で、のちゴッホの弟であるテオに引き継がれた聖書や、ゴッホが点描技法を研究した毛糸玉の展示。浮世絵や当時パリで発行されてゴッホも所持していた日本美術を特集した美術雑誌だったり彼の作品をたどっていく上で作風の変化に関係したものがいっぱ〜いおいてあったよ。とてもいい展示構成だったんじゃないでしょうか〜。そのなかでも、ゴッホが弟のテオのために詩を写したノートがありまして・・・・その字のキレイさと活字のような隙のなさにびびりました・・・。テオはあきらかに兄貴が大好きだったわけですが、兄貴も弟が大好きだよなあ〜とつくづく思いました・・・。 あんなに一生懸命写せないよ・・・。こういうのを積み重ねて二人の絆はふかまっていったんだなあ〜と思いました。というか寄宿学校にいってたので、16くらいからずーっと文通をしてるのですよ二人は。でも、それが少年期のつながりですまずに、30代までつづいていたの素敵だ。 でも、考えると30代ってのギリギリだったようにも思うよな。このぐらいまでは、中が良い兄弟なら頻繁に行き来はするもんじゃない? 五人兄弟のゴッホ兄弟のなかでは、フィンセントとテオと妹のフィンが手紙をやりとりと頻繁にしてたようですよ。よかった・・・妹でてきたよ。 でも、さらに下に弟がいたことが判明。歳が離れてたからとはいえ、あまり交流があったようにもみえないのは残念。フィンセントとテオの間に一人女の子がいますが、彼女は画商時代のフィンセントのところで同居して学校にかよい、学校の教師になったらしい・・・。真面目だ・・・。これでもわかるとおりゴッホ家の兄弟は仲がよくて良いなあ〜と思います。でも、やっぱりテオですよ・・・。テオ!! 彼の写真を見るとほんと想像通りで、何でこの人こんなにお約束どおりなことしてくれんのかホント分け分からなくなってくるよ。 優しげでちょっとひ弱そうなでも固くなさのありそないい顔してますよ・・・。なんだもおお。はっきりいって可愛い。 16のときのフィンセントの写真みるとめっちゃ可愛くないし、自画像とかも気難しそうで癇癪もちそうないかついおっさんなのに・・・なんで弟かわいいのさ。テオの奥さんも退院後に新居にやってきたフィンセントのことをテオより元気そうとかいってるよ。 あー・・・こんなテオがフィンセントの死後一年もたたないうちに死んじゃったってどうなのよ・・・。そんなに悲しかったのかテオ!! 「あんなにも、ぼくの兄さんだったのです。」 の母宛の手紙の文にはキューンとしちゃうよ・・・。 きゅーん。 そうそう、この兄弟の父親と爺さんの写真を始めて見たんですがね! なんでこおも・・・こうもお約束っていうかなんですか?って問いたいね。 父親の写真・・・ハンサムなんですが、厳格で気位の高そうな顎の太いひとでした・・・神経質さみたいなものをもってるあの兄弟の父親とは思えません。繊細ってなに?みたいな・・・。いや、父親としてみたら頼れそうな人なんですけど・・・。 そのあと、おじいちゃんだすが・・・写真だけでおもしろジジイな感じが・・・。怒ったらこわそうなんですが。骨格やら頭蓋やら一見かなりフィンセントと似てます。 オヤジより祖父に似てますな。フィンセントは。 それがもお〜変なぼうしかぶってて、指あき手袋してて、きちっとキザなくらいに頭撫で付けてる父親とは大違いで笑えました。 ちなみに爺さんもフィンセントさん。 オヤジはテオドル。 絵はよかったです。なんで目でみるとあんなにキラキラしてて鮮やかで、か〜!!っとくるものがあるのに、印刷では上手くうつらないのですかね。 高いやつとかは万単位だし・・・。あ〜あ。 ゴーギャンやセザンヌもあってよかった。 というかセザンヌはまじで収穫でした〜。セザンヌは静物が有名だけども、風景画がどうにも好きだと思いだしましたよ。今回あったのは(池に続く小道)なんですが、感動してしまった。本物って不思議ですな。 ゴッホのでは、「レストランの内部」「夜のカフェテラス」「夜(ミレーの模写)」「サン・レミの養老院の庭」「糸杉と星の見える道」「ドービニーの庭」がよかったなあ。 むずかしい事はわかりませ〜ん。 もう少し余裕をもっていきたかったでえす。 このあと、どれだけこんなに大きなゴッホ展があるか微妙よね。 損保ジャパン東郷青児美術館では今「クールベ展」やってます。目玉になってるクールベの絵がおもしろい。題もおもしろい。「こんにちわクールベさん」 ここには、ものすごい落札価格で日本にやってきた「ひまわり」があります。ゴーギャンとセザンヌもあるよ。 東郷青児のは「城」がよかったよ。ハウルの動く城なのか、ミナスティリスなのか・・・すいませんオタクで・・・。 しかし、疲れました・・・。物凄く。 コミケでもありえないほどだった・・・。
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