Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2005年07月24日(日) 櫓からの眺め

兎に角多忙過ぎる週末をどうにか乗り切った。

木曜は、ほぼ半日以上を弁護士事務所で過ごし、電話にて無理矢理「診療時間間に合わないけど助けて〜!」と頼み込み整体へ駆け込む。

金曜は稽古へ。土曜の盆踊りの準備もあり、早めに稽古へ出る。
しかも、徹底的に扱かれ、半ば虐待かと疑う具合。周囲の心配が空気で伝わってくるほどに集中砲火を浴びて絶命寸前。
ヨレヨレになりつつも、友人との約束があったので、その足、その浴衣姿のまま土曜の朝まで過ごす。
本当はほんの少しだけ積もる話をしましょうという約束だったのだが、何故か久しぶりに逢ったからか話が尽きることなく気付けば朝日。
珍しく一滴もアルコールは身体に入れず(やはり踊り関係のイベントなど、人前で踊らないとならないスケジュールがある時は体調管理のためにアルコールは摂取できない)健全なオール。

いくつか人生の中で「そうだったのか!」と新たに学んだことがあるので日記に記しておく。
ひとつ、男性は女性のツルツルの脇の下に感動する
ひとつ、男性は女性と同じく脇の無駄毛の処理をする
異性とは興味深いものである。

土曜。朝から練馬にて盆踊りの準備。
弟子が集まるのだから、凄い状態だ。(ブログにて写真を公開予定)
下は幼稚園生から、上は昭和一桁。
若手新参の弟子たちは、朝からかり出されて、テントの準備だとか、荷物運びだとかジャージでガンガン働く。
踊りの世界というものは、兎角「体育会系」。
先輩が言うことに背いてはならない。
「これ運んで!」「はいっ!!」
「ちがう!こっちよ!!」「はいっ!!」
「それも持ってきて!」「はいっ!!!!」
体育大学出身ですもの。余裕で御座います。多少の矛盾だとか不公平だとか理不尽なんて当たり前。

準備がほぼ終わりに近付き、「もうすぐお弁当の時間だわ♪」とワクワクしはじめた時に「テントの中に入れ!」「キャーッ!!」という騒ぎ。
何事かと思えば地震。師匠に言われなければ気付かなかった。
「結構揺れたねぇ」「震度いくつかねぇ」などと年配の先輩とお喋りしつつ、のほほんと稽古場に戻り、遅い昼飯。
当然これも体育会系。先輩が箸をとってからじゃなければ新参は弁当の蓋も開けられっこない。
弁当をスーパースピードで食べたら、先輩の分もお茶をいれ、ゴミを集める。
次に浴衣をササッと着込んで、会場入り。
さっきまでジャージやらジーパン姿だったヒトたちが、突然粋な浴衣姿に変身する様は驚くほど鮮やかだ。
年配の先輩たちの手際の良い着付けにも目が釘付け。
シャッシャッと小気味良い音とともに、サラッと帯を結ぶ動作そのものが美しい。

会場に到着すると、MIE先生から「電車動かないんですー!レッスンに間に合いそうにないです!!!!」と慌てた電話。
そこで初めて今回の地震って結構大きかったんだと驚く。

盆踊りスタート。
練馬の盆踊りが凄く盛り上がるということを初めて知った。
常連とも思う人が櫓の下でガンガン踊っていて「古来日本式ストリートダンス」とでも言うのだろうか。
私たち練習生は全員基本的に櫓に乗って、全曲の見本をしないとならない。
古参の先輩がたは下で和気藹々と楽しんでいる。それがまた、日舞をやってきている方の踊り方は、たかが盆踊りとは言え、凄くカッコイイのだ。
手先とか、足先がぴしっと決まるし、動きは柔らかいし。
櫓から師匠や古参の先輩方の踊りを眺めることができたのも良い経験。

櫓チームは、互いに踊りながらチラチラ目線飛ばしたりしつつ、本当に真剣に踊っている。元祖お立ち台だもの、気合い入れて踊るしかない。

途中、僅かな休憩があり、アイスの差し入れがあったりして、気付けば「ちょっと怖そう」と思っていた先輩たちとの距離も僅かに縮まった。
「脚辛くない?」とか「焼き鳥の匂い、たまらないねぇ」などとくだらない会話があったり、歳の近い先輩たちとは小学生のようにアイスバー(ガリガリくん)の回し食いをしたり(ソーダとヨーグルトとコーラのフレーバーがあったので)、子供の帯の結びをなおしてあげたり。
このようなイベントや催しものがなければ、ここまで打ち解けるようなことはなかったことだろう。

こんな思いもあり、ふと今週には申し込み期限が終わるMDSの発表会のことを考えた。
こういうイベントごとは、やはり、今後のレッスンの楽しみを大きくさせるものだと思う。
準備期間が短くても、然程濃い内容でなかったとしても、普段とは違ったシュチュエーションで「踊る」ことは最大の刺激だし、人と人との距離を縮めることになる。
悩んでいる人は、とりあえずチャレンジするほうが絶対良いのだろうとは思う。

今回、オープンクラスのレッスンをお休みさせていただいてまで、日舞の催しものに参加して、凄く良かったと思う。
貴重な経験は沢山あったし、人との繋がりを持てたような気がする。
其れ也に大変では在ったが、苦労以上の収穫が確実にあった。
疲れたけれど、確実に楽しかった。
先ずは、来年まで「炭坑節」と「大東京音頭」と「しあわせ音頭」は忘れずにいたい。


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