Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2005年06月23日(木) 煙悲喜交々

気付けば6月も後半。
真夏は目の前。そして、またひとつ、歳をとる。

煙草をやらなくなって3年目になるのだ。
あれ程好きだったものをすっかり辞めてしまうなんて。

今、振り返ってみて、煙草をやっていて良かったとさえ思う。
やっていたからこそ「禁煙」という面白いことを経験できたのだから。
吸ったことない人には完全無縁の「禁煙」。
私のもっていたイメージは、辛く、嫌なことだったのだけれど、実際にやってみたら、なんとも楽しい。

正確に言えば、今現在も「禁煙中」ってことになるのだろうか。
しかし、現状は「嫌煙中」ってことだ。
匂いに敏感になり、ちょっとの煙にもむせる。

自分だって散々吸って来たんだから、他人の煙に文句はつけられない。
それまで周りの人に自分の煙をまき散らしてきたのだ。
分煙されているカフェとかならば良いが、まだまだウチの近所の喫茶店などは隣でもくもくと煙草を吸っているという場面に出くわす。
先日は、なんと、その副流煙を吸い込んだため咽頭炎になってしまった。
自分が吸っていたくせに、、、と、ちょっと恥ずかしい思いだ。

最近は、健康増進法などによるものだろうか、どんどんと煙草が吸えない場所が増えてきた。
そのせいか、今度は歩き煙草やビルなどの出入り口でモクモクと煙草を吸う人が増えたように思える。
JRは改札を抜けたとたんに火を付ける人がすごく多いのだ。
歩き煙草や立ち煙草をする女性が増えたのも、見ていて哀しい。

先日久しぶりに会った親友は、いつの間にか煙草をやめていた。
しかも、飲みに行こうとしているバーについて「あそこ行くと煙たくて、服が煙草臭くなるからイヤなんだよね」と!
互いに過去喫煙していたわけだから、そのあたり、遠慮なく言えてしまうのが嬉しかったりもする。
もともとノンスモーカーの人には言えない。「よく言うよ!自分だって吸っていたくせに!」って言われて当然だから。

私たち、禁煙成功者は「こうもり」みたいな立場なのかもしれない。
今は嫌煙者になり、煙を敵視するほどになっているが、ちょっと前までは愛煙家だったのだから、両者の立場もキモチもわかってしまうのだ。
尽く複雑。

さて、私は、別に健康だとか、美容だとか、そういうこと気にかけて禁煙したわけではない。
正直「どうせ無理だから、もしできたら凄いかもね。自分を見直すかも。」という気持ちで始めた。自分を試しただけだ。
そういう適当な始まりだったからか、私自身は勿論、周囲の人間までもが予想もしていなかったことに今日という日まで続いてきている。
ここでも「継続は力也」!言い換えれば惰性は力也かも。
兎に角、こうして今自分が在ることを有難く思うのだ。
悪戯で始めた煙草を悪戯気分で辞めてしまった。そんなところだ。

多くの現行喫煙者が必ず聞いてくることは「辛くなかったか?」「具体的にどうやって辞められたか?」ってところだ。動機とか理由なんて、皆わかりきっているから聞く必要もない。煙草が百害あって一利無しってことを十分承知でありながら喫煙しているのだから。つまり、どんなにノンスモーカーが「身体に悪いよ」とか言っても無駄。悪いってわかって吸っているんだもの。余計なお世話ってこと。
でも心中は複雑な喫煙者。簡単に辞められるんだって言うなら、辞めてしまいたいという人が多かったりもする。好きで吸っているというよりも、辞めるのが怖くて吸っている人がほとんど。
では、私にとって禁煙は辛くなかったか?今になって言えば辛いというよりもワクワクしていた。楽しかったということを思い出す。決して強がりじゃない。辛いと少し思ったのは、最初の2日くらいだったのかもしれないが、記憶にないほど些細なものだったらしい。
「明日も吸わずにいられるのかなぁ?だとしたら凄いかも?」という感じで日を過ごしていった。
次に具体的にどうやって辞めたか。それは、まずは友達が「俺煙草辞めたんだ」と楽しそうに言ってきて、それが強がりじゃなくて本当に楽しそうだったので「え〜〜!だったら私も〜〜!」と思って、その人にどうやったのか聞いたのだった。
←答えは此れ。「禁煙セラピー」
効くという人と、意味なかったという人がいるみたいだが、私には効果覿面だった。本を読み終わる頃には、自然と「もう吸わなくてもいいかー」と思えてきた。暗示にかかりやすいタイプなのかもしれない。疑り深い人とかには効果ないのかもしれない。
兎に角、私は此れだけで辞められた。禁煙パッチもニコレットも使わなかった。禁煙外来なんて行く必要もなかった。あとは、少しだけ知識と勇気をネットで補足したくらい。


さて、今の私。
煙草の呪縛から解放され、本当に仕合わせ。
この楽しさや快適さ、嬉しさをひとりでも多くの人に分けたいと思うくらいだ。(余計なお世話と言われそうなので表には出さないけれど)

たぶん周囲のスモーカーは、ほどんどの人がチャンスと勇気があれば、煙草をやめてしまいたいと思っているのではないかと思う。

もう、二度と、身体の中に煙を吸い込む愚行にははしらない。
ここで誕生日前にしっかりと書き留めておこう。


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