Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2002年12月06日(金) オンナ友達

途方に暮れ果てている。
とりあえず、サブマシンでのアクセスはできるので、メールチェックとブラウジングはどうにかなってはいるものの・・・

使い慣れないWINで、しかも全く使い慣れていないノートのキーピッチで、たった3行書くだけでもヒステリーの発作を起こしそうになってます(泣)
ああ、マックのキーボードが恋しいよぅ。

HPの更新をかけなきゃならない状態にいながらも、現在の環境からは完全に無理。しかも見事に連絡取りたい人のメールアドレスも全てわからないという状況。絶体絶命です。

しかし、@homeのリハーサルはガンガン進み、半端ない状態。
本番まで約1ヶ月。
ああ、今私はいったい何を優先して何をどうしたらいいのだろう・・・誰か教えてくれ〜

こうしているとなんだか、完全に「愚痴日記」になっちまう。

ちょっと話を変えよう。
昨日、こんな状況にありながらツアコン時代の友人に会って、チケットを売りつけてきた。
1年ぶりくらいかなぁ、彼女に会ったのは。すごく久しぶりだったの。
彼女は、それこそ同性の私がうっとりしちゃうくらいスタイルが良くて、しかも派手。一緒にいると彼女のほうがダンサーっぽい。
世界各国に追っかけのオトコがうじゃうじゃいるようなコなんだ。

出会った時の話をふたりでして大笑い。
ちょうど添乗員になってベテランと呼ばれるようになった頃、次々とイタリア周遊のツアーが依頼されてくるようになった。
イタリアのツアーというのは、ガイドがついてないツアーがほとんどなので、ベテランじゃないと任せてもらえない。(逆に初心者が出してもらえるツアーは、業界で「ろんぱりろーま」と呼ばれる、ロンドン、パリ、ローマという教科書に載っているようなコースで、全行程にガイドが必ずついてくるのだ。わからないこと、困ったことや、現地の情報はガイドが担当し、ツアコンは本来の業務である旅程管理さえやっていればいいというお気楽なコース。)何度目かのイタリア周遊のツアーの時、出発の時の空港のサテライトで彼女と初めて会ったの。その印象たるや「げ、こいつ添乗員?最悪〜〜〜」というものだった。だって、彼女はぐりんぐりんにスパイラルパーマをかけ、しかも、その頭にコギャルがつけているようなヒマワリのでっかい髪飾りをつけているんだよ。あり得ない。驚いた。しかも、飛行機に乗るやいなや、「ねーねー、アンタ、あとで一緒に席座んない?」って声をかけてきた。(初対面なのに「アンタ」呼ばわり。とんでもないヤツだよ!)不意をつかれた私は、断るすべもなく「あ・・あ、うん。」と答えてしまったのが運のつき。違う会社に勤めていただけじゃなく、互いに添乗員を引退した今でも友情は続いているのだ。
「あの時、あんたが声かけてくれなかったら、私たちの付き合いってなかったんだよね〜」という私の言葉に「そうだよ。私、付き合いたいと思う人は自分でいつも選ぶもん。」と堂々と答える彼女がたまらなく好きだ。

彼女は去年、子宮筋腫と卵巣腫瘍の手術を受けた。しかも、今年になって、もう片方の卵巣にも腫瘍が見つかった。
この数ヶ月、多忙だったために連絡もまともにとっていなかったので、彼女がそんな状況にあったなんて昨日まで知らなかった。
脳天気に「ね〜、公演あるんだけどさ、がんばるから絶対観に来て!応援してよ。がんばってる姿、観に来てよ〜〜」とメールを打った。
そのメールが届いた時、彼女は「子供が産めない身体になるかもしれない」という医師の診断を受け、母親と将来について泣きながら話をしていたらしい。
もし、それが私だったら「ああ、私の友達は何て脳天気なんだろう。いいよな、好き勝手やって、元気で・・・」と妬みの気持ちで一杯になっていたことだろうし、当然ながらメールなんて無視していただろう。
なのに、彼女は「MONIEががんばってるなら、私もがんばれる。負けるものかい。よっしゃ、手術の直後でも勇姿を見届けてやろーじゃないの!」と元気が出てきたと言う。ヘコんだ気持ちを私の脳天気なメールが救ってくれたと言う。
その話を聞きながら、私は複雑な気持ちだった。
そして、彼女の強さと優しさに鳥肌がたつような気持ちだった。
彼女の卵巣の腫瘍は、まだ良性か悪性かわからない。

ゆっくりと旧友とふたりで飯を食い、語らった。
公演のチケットを売るということは、時には「営業」という感じで、友人から金をふんだくるような行為にも感じる。
でも、こういう機会がなければ、こうしてゆっくりとふたりだけで飯を食い、エスプレッソを飲みながら話すことは滅多に訪れないのだ。
正直言えば、チケット代なんていらない。
無料で渡したいというのが本心である。
大好きな友達に、私の踊る姿を見守って欲しい。
しかし、ここで¥2500をもらうことで、私の意識が変わってくる。プロとしての姿を、ダンスを彼女にプレゼントしようと考える。
彼女が病気に打ち勝つ力を心を、私の踊りで支えることができればなどと、とんでもないことも考えてしまう。

私がこの夜もらったものは、チケット代だけではなく、勇気と元気だ。

彼女と別れた直後、メールを打った。
「ありがとう。精一杯踊る。私のがんばりをしっかり見ておけよー!」
返事が返ってきた。
「私たちふたりとも、やっぱり、イイ女だよ!」
彼女に負けないイイ女を目指して、私は明日も頑張って踊ろうって思う。
素敵な女友達は、私の人生にとって不可欠。
そして、彼女があのイタリアツアーの出会いで私を友達として選んでくれたことに心から感謝したい。
でもって、少なくとも、私も彼女を友達として選んできたということもここに記しておきたい。選んだのはアナタだけじゃなくて私もだよ。そうじゃなきゃ友情なんてものは成り立たないんだから。


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