昨日はぐっすり眠ったので、今日は出かけることにする。
朝からこんな風に準備をして、車に乗り込むと、あの頃のことを思い出す。 鮮明に。 こうやって、こんな風にいつも出かけていた。
コンビニで買ったパンの温め方が甘い! お兄さーん。 頼むよー。 チーズが溶けてない…。
途中まで車で行って、上限ありの駐車場に停めて、そこから電車で出かける。
スターバックスでcoffeeと桜マカロンを買って、その時に備える。 会場前には、いつものように長い長い列ができていて、その最後尾につくことに する。 いつものように段取り悪いなー。
とは言っても、場所は結構いいところで、寛げそうな予感。 広くて、遠くを見通せて、無神経な人がまわりにいないといい。
久しぶりにその姿を見つけた時、ぴかーんと光を放っていて、その姿に涙が 出そうになった。 そう、いつもいつでもこういう気持ちにさせる。 何だか凛として、揺るがなくて、かっこいい。 あの身体の真ん中にあるもの、それを信じているのだと思う。
全体のパッケージとしても良くて、久しぶりだったけれど、満足できた。 何しろ、わたしが見た頃に比べて、みんな身体が一回りも二回りも大きくなってて、 それだけで感慨深かった。 ちゃんと前に進んでいる気がして。 また、来たいなぁ。
というわけで、メールも電話もせず、わたしは次の予定へさくさくと進む。
途中ヴィレッジ・ヴァンガードへ寄り道して、結局何も買わず。 遅くなりそうな晩御飯を見越して、Thaiヌードル屋で晩御飯。 まだ、時間が早くて、店はすいてた。 いつもの、小顔のスレンダーな店長さんがいた。 隣では、中国語っぽいイントネーションのふたり連れ。 まだ付き合っていないけど、好意がありげなふたり。
そして、車をpick upして出直す。
早いかな?と思ったけれど、久しぶりの道路に迷い、結局時間を少し過ぎての 到着になった。
夕方になって冷えてきた。
目ん玉が飛び出るくらいの準備をされていたので、慌てて修正してもらう。 しかも優越感の配慮までしてくれて、ありがたくその親切を受け取ることに する。 ヒールで腰が痛いし、ちょうど良かった。
久しぶりのあの人は、つーんとどこか遠い人に思えて、どこに親しみを感じれば いいのかわからなくて、戸惑った。 気づいているけれど、どうしたらいいのかわからない、という感じだった。 もちろん、わたしの方も。
やっぱり、あの人はその場の空気をぴりりと締めて、やっぱりいい意味で あの人はあの人だった。 やっているうちに、途中で考えていることがわかってしまって、「らしいなぁ」と 思ったけれど、がっかりもした。
外にいたら、あの人が近づいてきた。
「来るって言ってたけど、夜から?」 と、いきなりの先制punch。 仕方がないので、「バレた…」と茶化してみた。 その奥にどんな思惑が潜むかはわからないけれど、空気はひとまず和やか に流れた。
だけど、やっぱりわたしには、どこにどう近しさをかんじたらいいのかが わからなかった。 そうやっていつものように話しても、ずーんと遠い人のような感じがした。
だけど、わたしはあの人を待っていたわけじゃなくて。 目当ての人からは、その後ひっそりメールがやってくる。 秘密の感じが漂って、ちょっと心苦しかった。 やっぱりわたしは、こうやってこそこそしなくちゃいけないのか…。
一体、何に対してこそこそしてるのだろう。
裏のかき合いだったさっきを笑うかのように、その人は率直。 「率直なところさー、どう???」 開口一番が、これ。
だから、わたしも率直に語る。 礼儀をわきまえつつ、思いは素直に。 わたしの悔しさもしっかりと伝える。
食べ物を成分で選ぶのは相変わらず。 思いっきりタバコを吸うのもいつものまま。
“会社の人間”が本当のことであろうと、嘘であろうと、何でもいいやーと 思った。 やっぱり時期を待っていただけある。 こういう時が来るのを待っていた。
また、会おうね。
戻ると、まだその一群がいたので、待っていてみる。 全然ついでだけど。
わたしはもう、車を妹に上げちゃったことも知らず。 ぐんぐんとバイクを乗り回していることも知らず。 何にもわからないなーと思ったりした。 言いづらいことを濁して話すところはいつものまま。 そういうところだけが、ふたりに残って、気まずくなった。
いつものように、切ない笑顔で手を振って別れる。
妹にメールをして、家に寄ろうと思ったけれど、体調不良のため断念。
一人で帰るのも、久しぶり。 確かこういう気持ちだったなー、と思い返しながら帰る。
♪BGM/J-WAVE
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