4254.0516の日記

2007年04月01日(日) 3日連続映画のトリは…『アンフェア The Movie』。

 髪の毛を切りに行った。
 数ヶ月振りに。

 明日から新年度ということもあってか、美容院は賑わっている。
 人が多い。

 そして、わたしはいつものように淡々とMさんに髪を切ってもらう。
 ちょきん、ちょきんと。
 今日はいつもよりしゃべった。

 Mさんは、低い声で「ははははは」と笑う。
 その笑い方が好き。
 媚びてなくて。

 数日前、友人と「美容院のアロマが選べなくて困る」という話をしていたら、
 本当にアロマが増えていた。
 そして、まんまと選べなかった…。

 前髪を作ってもらって、かわいくしてもらう。


 暑いなー、今日は。
 夏みたい。


 家に帰って、車に乗り換えて、映画館へ。
 思えば3日連続で映画を見てる。
 そういえば、Mさんも映画を見るそうだ。
 Mさんは、『さくらん』。
 わたしは、『アンフェア The Movie』。

 原作ドラマのものすごいFANで。
 本編の最終回なんて、最近のドラマにはありえないほどの素晴らしさだった。
 (最近のドラマは、佳境に入るに従って、尻つぼみになる。)
 あの最終回のためにDVDを揃えてもいいとすら思った。
 特別編も素晴らしい作りだった。

 一人ひとりのキャラ設定が緻密だし、演者もそれに忠実&それぞれのエッセンスを
 いい具合にmixさせていた。
 丹念に、という感じ。
 人をきちんと愛している創り方をしていた。

 それなのに。
 それなのに。
 映画にはがっかり…。

 あの作品は単なる刑事ドラマじゃないし。
 ばんばん拳銃を打ち鳴らしてればいいって話じゃない。
 脅かしたり、上っ面のスリルとかで、お茶を濁されても困る。

 その人“らしさ”を匂わせるような、細かいエピソードが全く入っていなかった
 のが致命的。
 雪平が焼酎を飲みながらキャベツを齧ってるシーンがあるからこそ、娘への愛
 とか、正義とか、そういうものが漂ってくるのだと思う。
 椎名桔平なんて、ものすごいいい役だったのに、全くそういうdetailが描かれて
 なくて、出損、とすら言いたいほどだった。
 無駄に思える細部の積み重ねから、人間が浮かび上がってくるはずなのに。

 なんか、お金に目が眩んで、そういう大切なことが全ー部吹っ飛んでしまった
 製作者に、本当に心からがっかりした。


 やっぱりわたしは聴覚過敏だな、と思い知る。
 特に破裂音が苦手。
 わかっていても、驚く。
 心臓に悪い…。


 よくわからないけれど、とばっちりであたられる。
 疲れているからって、いい大人なのだから、きちんとcontrolしてほしい。
 疲れているからそうなるって事にすら気づいていないことが情けない。
 本当に、うんざり。


 明日は、新年度。
 わたしの席は変わり。
 そして、大好きな先輩はそこにいないのだろう…。


 ♪BGM/J-WAVE


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