月。
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いつも 大人数でしか会ったことのない彼が 深夜 突然にやって来た
私もすでに 飲んで帰ってきたところだったけれど 彼はそれを悠に上回る量を飲んでいたようだった
聞けば 上司と二人でウィスキーボトル1本
彼は 人を褒めるときも 肌を重ねたいと思ったときも ためらわず率直にことばにする
そういうところが とても 好ましい
たぶん 私も 自分が「いい」と思ったときには その一晩限りだとしても 迷わずその人を受け容れる
でも 阻止
誰でも凹む日はあるんだと思う 誰でも人肌恋しい日はあるんだと思う たぶん彼にとって今日はそんな日だったんだと思う
それを理解することは出来るし 私にもそう思うときがあるから やわらかな気持ちで 彼の髪をなでながら 眠った
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