月。
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4ヶ月前 話の途中で
「あなたを信用出来ない」
私が そう言って あのひとを傷付けていたことを知った そんなことを言った記憶が全くなかった私は ただただ 彼の言葉に驚くばかりだった
「酔っていたから?覚えていないかも知れないけど?確かにあんたはそう言った」 「どんな経緯だったか?そんなの覚えてない」 「けど 『あんたを信用出来ない』って言われた方は覚えているし忘れない」 「だから もう何を言ってもムダだって思ってた」
そう言い放った彼の表情が 硬くなってゆくことにただ驚くばかりだった
それならその時 そう言ってくれればよかったのに だからこの数ヶ月連絡を取る気にならなかった?
それならそう言ってくれればよかったのに 黙したまま 消えてしまうなんて そんなのズルい
それだけ傷付いていたのなら バッサリ関係を切ってくれて構わなかったのに それでも黙って耐えていたのは あなたにも計算があったってことなの?
否 私の発した言葉は それだけ彼を傷付けていたってことなんだろう 何も言いたくなくなるくらい 終わりにしてしまいたくなるくらい
そう思ったらもう何にも言えなかった ただ黙って彼の言った言葉を頭の中で反芻することしか 出来なかった
ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい
もうとっくにあなたの中では終わっていたことだったんですね そんなことにも気付けなくて 無理に出て来て貰ったんですね
私はあなたを信用していないのではなく 男という性そのものを 信用していない
それは 私の奥底に確かに在るけれど それでも 私は何処かで誰かを求めている それが どれだけ矛盾しているかなんて 知ってる
ごめんなさい さようなら
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