月。
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2002年06月20日(木) 乖離。

あの日
ほんとうのことを話していたら
彼は傍に居てくれただろうか

苦しい想いを
心に抱えることが出来なくて
いつも彼に全てを話して来ていた

けれど
打ち明けられない秘密を持ったことで
心も 身体も 許せなくなってしまった

あの時は
自分の犯した罪が
どれほどの重みを持つかなんて
考える余裕もなかった

気が遠くなるほどの時間が過ぎようとも
色濃くなってゆくだけのこの想いには終わりはないのだと思う
きっと 減ることもないのだと思う

はなればなれになることしか
選べなかった私には 何が出来るのだろうか


杏 |MAIL

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