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わたしの偽物のふたつの目は、薄い透明な膜を通して、あらゆるものを鮮明に映している。 見えるものばかりが、大切なものではないと知っている。 大切なものは、いつだって地面や皮膚の下にもぐりこんでいて ふ、としたときにしか、感じることしかできない。
レンズ越しに見る世界は、薄い青に包まれている。 電信柱の錆すら、愛しく見えるのはなぜだろう。 くもりと晴れがまざったような、空の下。 涼しく吹く風が、秋の匂いをつれてくる。
血液がうまく流れていない。 頭痛が吐き気をつれてくる。 白い錠剤を、リンゴジュースで飲み干した。(昨日はオレンジジュースだった。) あぁ、また彼に怒られる。 ばれもしないのに、わたしのお腹はしょんぼりと嘆いた。
サギを探しに行く。 田んぼの真ん中に彼らはいた。 近寄ると、大きな翼を広げてすぐさま飛び去ってしまった。 わたしは口をあけたまま、彼らをこっそりと見送った。 (遊ばれている。)
文章は、優しくゆるやかに流れている。 静と動の中で、形を幾度も変えながら、わたしの中を漂っている。
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見ていないかもしれないけれど、親愛なるKさんへ。 イメージどおり言葉がピッタリと当てはまらない(あるいは浮かばない)のなら、 たまに小説風の日記を書くのはどうでしょう。詩と同じように。
書いてみて結構勉強になるなぁと思いました。 慣れたら、パソコンの前でも文章思いつくと思いますよ。 って、毎日言葉書いてたじゃないの(笑) ノートで書けるなら、それでもいいとおもうよ。
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今日書いていた映画の日記は、昨日の日記に追加しました。 またサギとれなかった…。残念無念でございます。
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