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そうだ
ぼくの目の前には
透明なくせに
ひどく分厚い壁があって
そんなこととは知らずに
ここより前に進めないのはナゼなんだろうと
すぐそこに欲しいものが見えているのに
手に取って眺めることが出来ないのは
どういうことだろうと
来る日も来る日も考えてたんだ


そうだよ
ある日 突然 
ぼくの目の前の
透明なくせにひどく分厚い壁は
色を持った


ぼくは少し驚いて
手にしたハンマーで
壁をコツンと叩いてみた
諦めていた
ビクともしないと思ってた
果てしない時間が必要だと思った
きっと すぐにはムリだろ


けれど 


どうしてか 胸に
初めて虹を見た時みたいな
希望だけが満ちた


無心に祈ってコツンと叩いた


壁は散り散りになってった
掻き消えてった


もう 平気 なの かな
もう 向こうもこちらもないのかな
足を踏み出せば
前へ進める の かな
進んでいい の かな
それは 怖いことではない の かな


今日を はじまり と名づけてもいい の かな

















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