| 2005年11月24日(木) |
キングダムオブヘヴン |
本当はマイメロを借りたかったのだが、私の利用するツタヤはアニメ系は新作であっても一本ずつしか入れていない。ので、見たいものは結構借りられていることが多い・・・というか、ハッキリ言って入手困難。(ただでさえ子供系は競争率が高いというのに・・・)仮面ライダー555パラダイスロストなど、軽く半年以上待った。遊戯王GXも入ってないという正直言えば会員になったことを少々後悔すらしてる所なのだが、そこまでレンタルを頻繁に利用するわけでもないので他のレンタル会員にならないまま二年を過ごしている。
なので、腹いせに近い形でキングダムオブヘヴン。新作値段で一週間オッケーという現状が色々なことを事前に教えてくれています。
んー。 映画だけど「読後感」は悪くない。寧ろそれはいい。割と和む感じではある。
が、そのラストに至るまでが、かなり色んな意味で未熟。
・「エルサレム落城の際に頑張った一人の騎士の話」を描こうとする男気だけは認めるんだが、それにしては切り口が甘すぎる。どこからもクレームが出ないように気を使ったとしか思えない、あの宗教問題のはぐらかし方。
この当時は個人はともかく全体的には「異教徒を殺すのは殺人ではない」とゆー狂信的な考えが「普通」だった筈なのだが(何せ外交だけで解決した第六回(・・・だったっけか)十字軍をローマ法王が蹴っている)、この映画では主人公に近い人が「そうでない人」、悪役に近いどーしようもないキャラが「狂信者」とされていて、どっちが「普通」なのかがはぐらかされている。ので本来ならもっと人間関係で苦境に立ってもいい主人公が、あまり苦労してるように思えなかった。ので、彼のカリスマも見てるコッチにはさほど伝わらなかった・・・。
まあ基本的に十字軍は正確に書くと「アンチキリスト」になるので色々問題があったのかなあ、キリスト教司祭をロクデナシに描くことで始末をつけたつもりなのかなあというような憶測は立つんだけど、これでは「十字軍を少しでも知ってる人には物足りなく、十字軍なんか知らない人には面白みの片鱗も解らない」という、何のために十字軍を舞台にしたのかとしかいえない結果になってしまっている。
・画面の切り替え方が異様に下手 オーランドのアップが続くなあと思ったら次は全然違う場面だったというのが何回かあったよーな気がする。おかげで頭の中で話が一本にまとまりにくかった。 ちなみにこの文句はキングアーサーでも適用されたので、ひょっとして歴史大作を手がける上で一番気をつけないといけない箇所の一つではないかという気さえする。
ただし「海の上でのオーランドのアップ」→「荒れる海」→「オーランドの寝顔アップ」に続いて「難破していた」という場面は、ギャグとしては秀逸。
・脚本 ぶっちゃけ主人公の門出が波乱万丈すぎて寧ろ笑えた・・・。 あと、濡れ場要らないから!(笑)てか、主人公のカリスマというか「特殊さ」の表現を思いっきり阻害してくれたんだが。最後にくっつくのはいい、しかし中の濡れ場は必要なかっただろう!それが男だと言われればそうなんだろーけど!
・・・主人公の十字軍参加の理由の一つが「子供を亡くして自殺した妻の贖罪」だったからさー・・・女としてはさー・・・せめて夢を見たかったよ・・・(笑)
あと、オーランドの役名が今でもわかりません。
すんなり「話」が頭に入らなかったので未熟としかいいようがないですが、映画作成のスピリットだけは買うという感じですね。一応もう一回見てみようとは思ってます。
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