雑記
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2003年12月10日(水) |
サッカー・東アジア選手権 |
・概要・ 02ワールドカップに出場した日本・韓国・中国に加え、 予選を勝ち抜いた香港の4チームで争われる東アジア地域限定の大会。 今回が第1回で、会場は日本。
・日本にとっての大会の意義・ ホーム開催ということで、3戦全勝の優勝が大前提。 今回は日程の都合上、いわゆる欧州組はほぼ不参加。 つまりJリーグの選手が中心となって戦うことになる。 欧州組に隠れてしまっていた選手にとってはまたとないチャンス。 考えうる優勝へのアプローチは2通り。 1、格下の中国・香港戦は、今まで満足に使ってこれなかった国内戦力の テストの場とし、それを踏まえて韓国戦をベストの状態で戦う。 2、三戦ともテスト色を廃し、ベストの布陣で戦う。 来年2月から始まる06W杯のアジア1次予選をにらんだ戦略として、 1を取ればチームの戦力の調整ができ、2を取れば対戦国に対するプレッシャーとなり得る。
・結果・ 前述の2通りの戦略のうち、ジーコ監督がとったのは2番。まぁ予想通り。 ただし、従来の布陣・4-4-2と違い、3-5-2システムをとっていた。 第1戦 日本2-0中国 久保の2得点 Jリーグでは力を発揮するも、代表戦では出場機会にめぐまれず 無得点のままだった久保が代表初ゴールを含む2ゴール。 海外組である高原・柳沢・鈴木(一応…)不在のFW陣の中心的存在に名乗りをあげる。 贅沢を言えば、攻撃の形が出来ていただけにもっと点を取って欲しかった。 第2戦 日本1-0香港 三都主PKでの得点 解決したかに見えたFWの決定力不足がやはり顔を覗かせた。 引いた相手からどう点を取るかという課題を解決できなかった。 結果から考えると、この試合で1点しか取れなかったことが… 第3戦 日本0-0韓国 総得点数の関係から勝たないと優勝できない試合。 試合序盤に起こったFW大久保の退場による数的不利を最後まで跳ね返せなかった。
FW。主に久保と大久保が出場。久保が2得点を始め、なかなかいい動きを見せた。 大久保は…。現状では、使いつづける理由が見つからない。 MF。小笠原はパサーのサブとして十分使えるかと。 三都主は張り切っていた。が、4バックのSBとして使う必要はない。 福西、遠藤は安定していた。安定しすぎていたことが、逆に山田卓・阿部あたりを上手く試せなかったのが残念。 山田暢は相変わらず積極的な上がりが少ない。三都主が張り切りすぎってものあるが バランスを取りつづけてればいいってものでもないかと。 DF・GK。ジーコ体制初の3バックも3試合無失点とまずまずの出来。 恒例のポカも1試合に1回か2回程度。強豪国相手の場合は、ポカ=失点なので これを0に近づけられれば… やはり、第3第4のFWとサイドバックの発掘もしくは養成(もちろん第1でも構わない)が課題ではないか。 FWの決定力不足が問題となっているが、安定したセンタリングがほとんどないばかりか、 センタリングが左サイドからばかりというのも問題だと思う。
あともう1つ、やはり交代の遅さ。特に3戦目、何が何でも勝つという意思が伝わってこなかった。
結果として、勝ち点では7、得失点差も+3で韓国と同じであったものの、 総得点数で日本が1点少なく、日本は2位であった。微妙な差ではあるが、負けは負け。 戦力的なテストもさほど出来たわけでもなく、日本の力を誇示できたわけでもなく、 勝てなかった以上、何が得られたのか微妙すぎる大会だった。 ただ、得点差1に泣いた大会がが東アジア選手権でよかった。 ワールドカップ予選でこんなことがないようにと願うだけです。 長々と中身のない話をスミマセンでした。
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