役職名を見て、生年月日をみる。
同じ年で立派な役職について、貴重な役割を担っている。
ガソリンが一瞬で燃え上がる、そんな熱が、ボゥワッ!! と胸に。
嫉妬に狂って、頭脳が停止する
穏やかだった平常心が、グチャギチャ になる
「どうしてそういう役職につきたいのか? 得をしたいのか?」
「どうして嫉妬するのか、お前の人生に必要なのか?」
「どういう風な生き方なら満足なのか? 望みを全てかなえたいのか?」
とガソリンに消火液をかける
かけながら、空しくもなる
目の前の仕事が、その全てが中途半端に感じられてしかたないから
己の生き様が、全て中途半端に感じられてしかたないから
もうこの年齢になって、欲望を止めなくなった
どうしたらその役職につけるのか、と最短ルートを探しだす
探し出すと、いつの間にかガソリンが切れていた
切れてしまって、もとの平常心に戻った
精神的な求道の完成など、ほとほと遠い
一歩目を踏み出せてさえいないのだ
また、一歩を踏み出そうとする
嫉妬に狂って開始前に戻ってしまうとしても