背に腹はかえられない、と一念発起。 「ADSLの調子が悪くって、ずっとネットに接続できないんですが、ちょっと見てもらえないですか?」 とてもうれしそうな顔で、調子を見てくれることを約束してくれたS先生。
複雑な気分。
S先生はどうやら私に好意を抱いているらしい。 はっきりそういわれたわけではないけれど、なんとなく、そんな感じです。 その好意をありがたく受け入れられる自分であれば話は簡単なのになあ、と思います。
そうは思っても、私は自分が好きだと思えない人とうまくはやれないのです。 S先生に限らず、私は不特定多数の誰かにはよく好意をもたれます。
私にとって、特別になり得ない不特定多数の誰か。 だけど、私は自分にとって特別だと思える人には好きになってもらえない。 これはまがうことなく不幸なことだと思います。
多くの人の好意が寄せられたとしても、それが私を特別幸せにしたりすることはないでしょう。
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