きよこの日記

2004年01月30日(金) 下ねたの季節

この年頃の男の子って、そういうことしか頭にないんだって。
だけど、普通、学校生活の中ではそういうことをおおっぴらに口に出したり、私に相談してきたりなんてこともありっこないので、そうらいしい、と推測するだけなのですが。
男の先生とは、そんな話ばっかりだそうです。

ただ、あるクラスでの授業中に、突然でっかい声で、お下品な言葉を聞くことがありました。
まったく脈絡もなく、突然、でっかい声で。(どんな言葉かは、言いますまい。)

そんな時、私がどんなリアクションをしたか。
あきれ返りました。
あきれた顔でその顔を見つめました。
そして、何もなかったように授業を続けました。

思い返してみて、「よかったあ」と、思います。
多分、普段の友達との会話の中で、そういう言葉が出てきたりしたら、私は口ごもったり、赤面の一つでもして、明らかに過剰反応しちゃうでしょう。
だけど、もしそんな反応したら、あの子たち、うれしくなっちゃって、授業そっちのけになっちゃうだろうから、冷静にそしらぬふりをできた私のプロ根性に賞賛を。

でも、思い返してみて「なんで突然そんなこと言い出したんだろう」って。
これまでも、その子たちは、まあやんちゃな感じではいたんですが、下ねたを連呼するなんてなかったのです。
受験のプレッシャーなんだろうな、と思います。
「勉強をしなきゃいけない」と、思って、勉強に取り組むことができる子はいいのですが、そう思っても手をつけられない子がいるのです。
何から手をつけていいのかわからない、という思い。
今さら突然まじめになることが恥ずかしい、という思い。
いろいろあるんだと思います。
だけど、やらなければやらないほど気持ちは焦るばかり。そういうジレンマが授業での空回りの裏にはあるんでしょう。

私は、プリント学習をするときに、その子につきっきりでついてみました。
「いいから、ほれ、1番。これ、なんて読むだ?」
そわそわしながらも、ようやく鉛筆を握り、考えだしました。
難しい問題には、ヒントになるようなことをしゃべりながら、時間をかけてやりました。
そして、開放してあげると、「それはなー、旅のことが紀行で、生活のことが随筆なんだよ」とか、言いながら仲間のところに戻っていきました。


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