元彼、というのは、微妙なもんだ。 世の中にはいろんな恋の形があり、 その残骸として元彼、元彼女がいるわけですが、 そのありかたは千差万別なんでしょうね。
私には元彼という人が一人だけいます。 一人だけだから、自分にとっての元彼がどんな存在なのかを、いろんな元彼で比較対照することができないから、また微妙です。
久しぶりに元彼に会いました。 サークルが一緒で、3年間付き合った彼です。 サークルの同期会のメンバー男女8人で、ボーリングして、カラオケして、飲んだくれて雑魚寝しました。
相変わらずでした。
「相変わらずだね」って昔付き合ってた女にそう言われた
よくとっていいのか悪い意味なのか ただへらへら笑ってた (mr.children「LOVEはじめました」)
良くも、悪くも、ね。 元彼は、友達と言うにはあまりに知りすぎています。 その手の形、笑い方、声、話し方、すべてよく知っているものでした。 でも、その近さが友達になるのを邪魔します。
自分が書き上げた長編の物語は、書き上げた瞬間に読み返せるほど、お手軽なものではなく、 その物語を書いたときの苦労と喜びが風化して初めて、 単純に楽しめるのではないでしょうか。
元彼と別れてもう3年半。 思い出話ができるようになったということは、二人の物語はもう、風化してきているということでしょう。 「一度、すげーべろんべろんに酔っ払ったよな」 「ああ、そうそう。あん時が私の中で史上最高によっぱらった時だった」
「なんか、包丁さばきが上手くなってる」 「ふふん。当然」
この同期会は、これからも一年に一度開かれるそうです。 そして、ゆくゆくは恋人や、伴侶、子どもを連れて参加するような会にしたいねって話しています。
「ま、がんばって彼氏作れよ!」 「大きなお世話だっての!」
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