| 2002年09月04日(水) |
美輪明広さんのおしへ |
私が一目置いている論客に美輪明広さんがいます。 彼女の人生相談とか、もうくぎ付け。
「見た目ばっかり磨いたってダメ。美は内面から輝くんだから、もっと美しい芸術に触れたり、優れた文学に触れたりして、内面を磨かなければ。」
言い古されたこんな言葉も、彼女が言うと説得力がある。 そんなわけで、私は美輪明広ウオッチャーなのですが、彼女の言う、「優れた芸術、文学」の具体例によく名前が挙がるのが、寺山修司と言う人。 私、どっかで名前を聞いたことがあるぐらいで、よく知らないから、これはぜひ知っておかねば、と思っていたら、ちょうどよく目にとまったのがこの本。
『寺山修司の忘れ物−未刊創作集』 寺山修司の初期の戯曲、詩、小説で、未発表のものを集めたもので、寺山修司入門者にはうってつけの一冊でした。 なるほど、確かにすごく素敵な表現者だなあという感じを受けました。 言葉がいかしてる。斬新です。 特に気に入った一節を、小説「ゼロ地帯」から。
――混血のマリには恋のほかに生きがいなどあろうはずがない。あたしは、浮気なんかじゃないんだわ、情熱にたいして誠実なだけなんだわ。 マリは口ぐせのように言っていた。 「貞淑な女の人って、情熱にたいして怠けてる人のことじゃなくて?」
好きです。他にも読みたくなりました。
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