感想メモ

2018年08月29日(水) さよなら、田中さん  鈴木るりか


鈴木るりか 2017 小学館

STORY:
母子家庭に育つ花実は貧乏にめげずに明るい母と一緒に毎日を楽しく過ごしているが、時にはあきらめなくてはならないこともあったりして…。

感想:
 作者である鈴木るりかは現在多分中学生で、この中の作品で一番古いものは小学4年生の時に入賞した作品だと言う。まあ、それを改稿して出版したみたいなのだけれど。

 中学生が書いたという色目でつい見てしまうけれど、花実の母・真千子のキャラがすごくよくて、こんなお母さんがいたら元気に明るく過ごせそうだなーと思うし、貧乏の描写とかも面白く描けていて、確かに中学生でこれだけ素敵なキャラクターを作り上げることができるなら、将来も有望なのだろうなと思った。

 最後の1作だけが花実が主人公ではなく、中学受験というレールに乗らされて、優秀な兄と姉に比較されつつ育った三上くんが主人公で、こちらのお母さんは花実のお母さんに比べると本当に心が狭いというか…。

 この作品を最後に持ってきたのは、花実のお母さんの豪快さ、明るさを際立たせるためだったのかなー。

 読み始めたときは、花実が主人公じゃなくて、ちょっと違和感あったんだけど、三上くんがかわいそうでならなかった。

 いい母親って何だろうね?って少し考えさせられた。


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ゆうまま [MAIL]