感想メモ

2010年03月28日(日) ウェルかめ

 NHKの朝ドラ。結構楽しくて、はまってしまったドラマだった。

 お遍路さんが多く訪れる美波町で民宿を経営する母・加代(羽田美智子)、プロサーファーとして世界のあちこちを旅する父・哲也(石黒賢)のもとに産まれた波美(倉科カナ)は、新聞部に所属。東京からやって来た都会っぽいセンスを持つ果歩(岩佐真悠子)の持つ雑誌「マニフィーク」に憧れ、その編集長・近藤(星野知子)の講演会を聞きに行く。そこで、将来は近藤のように世界を股に掛ける編集者になりたいと誓う波美。

 成長した波美は、やっとのことで「マニフィーク」に採用されるが、採用された途端に雑誌が廃刊になることに。仕方なく故郷に戻り、再就職先を探す。しかし、田舎なので出版社自体が少ない。ひょんなことからゾメキトキメキ出版という小さな出版社で働くことが決まり、個性的なメンバーとともに編集者としての第一歩を踏み出していく。

 この出版社で再会したのが、幼い頃に民宿「はまもと荘」に泊まりに来たことのある勝乃新(大東俊介)。幼い頃と同じく変わったところがある勝乃新に波美は反発しつつも次第にひかれていくが…。

 波美のことを幼い頃から好きで、結婚すると言い続けている男・一平(武田航平)は、勝乃新の存在が気になって仕方なく、波美の職場や職場の皆がよく使っている店・アルデナイデェに侵出。波美に気に入られようと必死なのだが…。

 私がどこにひかれたのか…よくわからないんだけど、波美の父母の明るさ、周りの人たちとの関係が面白かったこととか、仕事が出版社で、波美の勘違いぶりがよくわかったりとか、それが段々変わっていくのも、なんとなくわかりやすかったりとか、勝乃新との恋愛模様がどうなっていくのか…とか…そんなところだったのかな。

 正直な話、勝乃新との相性は私は最悪と思ったし、2人が一緒にならなくてもいいと思ってたんだけど…。結婚してしまったのはちょっとびっくりだった。でも、この2人の恋愛の頓珍漢なやり取りとか、波美の心の乱れとかが、なんか新鮮だったのかも…。最近、こういう恋愛でドキドキするとかないからかなぁ…。

 あと、最初は世界で通用する編集者になりたいと思っていた波美が、吉野編集長(室井滋)のもとで働くうちに、地元で活躍するたくさんの人がいるということに気づいていくというのも結構好きだったのかも。新人君は夢ばかり大きいっていうの…なんとなくわかる感じで。

 ただ最後にいきなり2年後に飛び、いきなり一人で雑誌作って編集長としてがんばっていて、なぜか子供まで産まれているのにはちょっとびっくりしたけど…。子供の大きさからして、雑誌を作ろうと決心したくらいの頃に妊娠していたってことで…。(勝乃新との生活も経済的に苦しそうだし、その上子供も産まれて、この2人の生活は実家に頼りっきりなのかしら〜?)

 そんな状態で、ゼロから雑誌を作ることが可能だったのか? そういう苦労が全く描かれないまま、2年後に飛んでおり、その点がちょっと残念だったような気がする。そこが肝心なんじゃないのかなぁ…と思ったり…。

 でもまあ、朝から重くなくて、ユニークで、結構楽しかったのでよし!って感じかな。

 結構酷評している人も多いみたいだけど、私の周りは案外楽しく見ていた人が多かったような気がするんだけど…。視聴率とかは、面白さとか気に入り度とは関係ないかなと思うし…。

 今まで8時15分からだった朝ドラ…次回作からついに時間が変更に。これからは朝8時からということで…。また趣が違う作品だけど、どうかな…。


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