感想メモ

2009年02月06日(金) マジカル・ドロップス  風野潮


風野潮 光文社 2007

STORY:
中学卒業時のタイムカプセルに埋めた亡き友が残したドロップ。なめてみると、15歳の自分に戻ってしまう。ただし、効き目は2時間17分。

感想:
 なめたら15歳に戻ることができる魔法のドロップ。そんなのがあったら面白いかもーと思わせる作品だった。軽いノリで、すぐに読める。ただし、やっぱりちょっとうまくいきすぎるかなーという感じもしてしまったが…。

 主人公の菜穂子は、親友の真由美を事故で亡くし、思いがけず暗い高校生活を送る。本当は2人でバンドをやるはずだった。

 あれから30年近くが経ち、今では2人の母親。2人の子供はどちらももう大きく、若干反抗期気味。体型も太ってしまい、中年おばさんまっしぐら。

 そんなとき、タイムカプセルから取り出したものを親友の美智が届けてくれる。その中には、なめたら15歳に戻る魔法のドロップが。ただし、効き目は2時間17分。もちろんそれは真由美が冗談で入れた品物だった。

 しかし、そのドロップをおふざけでなめてみたら、本当に15歳に戻ってしまう。積極的な親友の美智とともにその恰好でちょっと楽しもうと街に繰り出す。カラオケ大会に飛び入り参加してみると、息子たちのバンドに誘われてしまう。美智に後押しされて、菜穂子は再び歌うことへの情熱を取り戻していく…。

 秘密を一つ持つことで、子供たちとの関係にも微妙な変化が…。

 ちょっとこの展開は…と思う部分(恋愛面)もあったけど、まあ、楽しい一冊だった。昔のロックの曲とかに詳しい人なら、さらに楽しめるかも…。


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