予告編を見て、面白そうだと思い、見に行ってみたのだけれど、思っていたよりヘビーな映画だったかな…。
夫(クリストファー・メローニ)の不義により離婚し、2人の子供を育てているエイドリアン(ダイアン・レイン)。友人(ビオラ・デイビス)の持つ海辺のホテルの手伝いをすることになり、子供を元夫に預けるが、元夫からやり直したいと告げられ動揺する。
ホテルに泊まりに来たのは、医師のポール(リチャード・ギア)。医療ミスで訴えられており、訴えた人物から話がしたいと呼ばれたのである。
2人はただのホテルの従業員と客という関係のはずだったのだが、ポールが料理を一人で食べるのは味気ないと、2人で料理を食べたことから、お互いに惹かれあっていって…。
以下ネタばれあり。見ていない方は注意。
最後にこういう展開になるとは…という感じ。お涙ちょうだいものになってしまって、その辺がちょっと残念な気がしたのだけれど、でも、このあとの展開が、子供たちとポールと一緒に…というのは、あまり考えられなさそうな気もしたので、こんなところでよかったのかな…。
くたびれていたエイドリアンが、ポールと出会い、恋をし、文通をすることできれいになっていく。諦めていた芸術への意欲も取り戻し…。
恋って人を変える…。
ステキな方に変われるなら、本当に素晴らしいもの。
でも、突然訪れた別れ…。
愛する人を失う悲しみは筆舌に尽くし難い。
母の悲しみを反抗的だった娘がわかってくれようとする。このシーンで救われる。
悲しみって、すぐには癒えないもので、とことん悲しむ時間が必要なのかなと思う。
最後のシーンで、エイドリアンが悲しみを克服した(しようとしている)のがすごく伝わって、いい終わり方だなと思った。
しかし…海辺のホテル…。土台が腐って嵐で崩れてしまわないのか…と変なことを思ってしまった。きっとメンテナンス大変なんだろうなぁ…。
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