奥田英朗 集英社 2007
STORY: サニーデイ:ネットオークションにはまっていく42歳の主婦は…。 ここが青山:突然会社が倒産し、妻が働き、夫が主夫になったら…。 家においでよ:妻が家を出て行き、自分の家の家具をそろえていくうちに…。 グレープフルーツ・モンスター:在宅ワークの営業マンに影響され、ちょっと卑猥な夢を見るように…。 夫とカーテン:毎回突然転職を繰り返す夫に呆れつつ、イラストレーターの妻は…。 妻と玄米御飯:ロハスにはまる妻やその知人と接するうちに、夫のユーモア小説家は…。
感想: 思いもかけず短編集だった…。
どれも家族の日常を描いた作品なのだが、固有名詞などが出てくるので、リアリティがある。いそういそう!と思わず思ってしまうような人たちが出てきて、面白かった。
特に気に行ったのは、『サニーデイ』『ここが青山』『家においでよ』の3編。
『サニーデイ』を読んだら、なんだかネットオークションがやりたくなってきた。
『ここが青山』は夫が家事に目覚めていく姿が面白い。
『家においでよ』も自分の理想の家を追求していく様子が面白かった。
最後の『妻と玄米御飯』は作家自らの体験なのか??とかちょっと思ったりもしたが、違うか。
『夫とカーテン』も妻のはじけっぷりが結構楽しかった。
唯一『グレープフルーツ・モンスター』がなぁ…。こういう女性もいるのかもしれないけど、同じ女性としてはあまり共感できず…。やっぱりこういうところは男の作家さんだからなのかなぁ…とかも思ったり…。
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