| 2008年04月29日(火) |
Χωρα(ホーラ) ─死都─ 篠田節子 |
篠田節子 文藝春秋 2008
STORY: 不倫相手の聡史とヨーロッパ旅行に行った亜紀。聡史から女性の顔が掘られたバイオリンをプレゼントされ、2人は誰にも連絡がつかないギリシャの島へ向かうが。
感想: 久しぶりの篠田節子の本。ジャンル的にはミステリーなのかファンタジーなのか? でも、不倫の心情なんかはリアルな感じ…。
お互いに家庭を持ちながらも、何年も関係を続けてきた2人の逃避行。それはほんの少しの時間のはずだったが、島に着くと不思議な都市の廃墟に引き寄せられる。そして、事故が起こり、天候が悪化し、2人は帰ることができなくなってしまう。
不倫に対する心の葛藤とかが丹念に描かれていて、不思議な出来事が起こらなくても十分に面白いかも…。
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