| 2005年04月10日(日) |
サンキュー、ボーイズ(DVD) |
夫とともに何か見ようと思い、夫が選んだ数本の中からこの映画を選んでみた。
実際にあった話をもとにした作品だそうで、家族の愛というものが何かということを考えさせられた。15歳で望まぬ妊娠をし、望まぬ結婚をすることになったビバリーは自分の人生設計がめちゃくちゃになったと思いつつも、大学進学の夢や文才を生かしていくという夢をあきらめずに前向きに生きていく・・・と言えば、言葉がよすぎるような気もするが・・・。
多分当時は中絶などということが考えられない時代だったのだろう。今だったらきっと中絶して相手と結婚することもなかっただろう。15歳の母親はあまりにも未熟で、子供とともに成長していくような感じだ。夫は根っからのならず者でついには薬に手を出し、離婚。女手一つで子供を育てることになる。親になるとはどういうことか、というのを考える場面だった。
でも、どういう親でも親は親。そして、子供ができればそれなりに親らしくなっていくものなのかもしれないとも思わされた。
ビバリーも息子に大学進学の夢などを打ち砕かれてしまい、「お前のせいで計画がすべて台無しになった」というようなことを言う。ビバリー自身も15歳で妊娠するという不名誉なことで警察官の父の人生設計をめちゃくちゃにしている。でも、親というのは、たとえそうでも子供を愛するものなんだなーというのが何となくわかる作品だった。
前向きになれる映画というような話を色々聞いていたけれど、どちらかと言うと私にとっては愛とか家族などについて考えさせられる映画だった。
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