感想メモ

2003年12月26日(金) ドリームバスター2  宮部みゆき


宮部みゆき 徳間書店 2003

STORY:
ドリームバスターのシェンとマエストロは顔のない風船人形のようなものがたくさんいる場に探査に出かける。彼女の夢の中で見たものとは…。

感想:
「ドリームバスター」の続編。

 主に2話に分かれていたのだけれど、1話目の方が今までと似たような感じの話で、もう1話は手紙形式でちょっと違った感じに描かれている。どっちかというと1話目の方が好きだったけれど、怖めの話としては2話目の方かもしれない。

 相変わらず面白い世界観と、宮部みゆきの考える倫理とは、政治の圧力とは…といったようなものが、エピソードの中にちりばめられているような気がした。弱者への視点とか、個人の葛藤や苦悩といったものも取り上げられていた。ただちょっと飽きてきたのも事実なのかもしれない。今後の展開次第といったところかな。

 あと17人くらい凶悪犯がいるらしいけれど、この話はその全員が出てくるまで終わらないということなのか、それとも気が向いたときにだけ書かれるということなのか、どっちなのだろう?


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