感想メモ

2003年03月09日(日) 007/ダイ・アナザー・デイ(ネタバレあり)

 初日に見てきた。実は007は初めてで、どういうのかは何となくしかわかっていなかった。でも、すごい・・・って感じ。はまる人がいるのもわかるなと思った。

 まず最初のシーンからすごいアクションの連続。前の方で見たのもあってあまりのド迫力に度肝を抜かれる。普通ならここで死ぬだろうーと思うのだが、もちろんボンドは生き延び、捕虜となるのだった。で、ザオという人と交換で開放されるんだけど、このザオという人はもしかしてシリーズで前に出てきた人なのかな? 実はよくわからなかった・・・。

 その後、00の称号を剥奪されたボンドは単身調査に乗り出す。(ボンドって金持ちなのかな?とちょっと思った) そして、ついにダイヤモンド王グレーヴスがあやしいとつかむ。このグレーヴス、めちゃくちゃ面白い人物で目立ちたがりや。フェンシングでの決闘シーンはかなり白熱する。

 その後、このグレーヴスの氷の宮殿でのデモンストレーションに透明になる車で乗り込むボンド。この車はすごい仕組みになっていて、ミサイルとかいろいろと出てくる。敵方の車もジャガーという高級車でこちらも改造済み。同じくミサイルが飛び出す。この2台のカーチェイスシーンがすごかった。

 イカロスというあやしいネーミングの宇宙兵器で氷を溶かしてボンドを殺そうとするグレーヴス。氷が溶けて海へ落ちていくボンド。誰もが死んだと思ったがもちろん死ぬわけはない。この落ちていくシーン・・・初めてこれってCGだなってすごいわかった。今まで映画を見てCGって気づくことがあまりなかった単純な私にも海がおかしいというのは感じられたのである。撮影シーンを考えるとおかしいんだけど・・・。まあ、そんなことは映画の大筋に問題はないんだけど。

 最後の方でも思ったけど、ボンドは最後まで生きることにこだわっている。あきらめない男だ。そして冷静沈着に状況判断を行っている。普通の人なら見過ごすようなものもチェックしてそれを最大限に生かしているところがすごいと思った。(しかし、最大の疑問は拷問を受けてよわよわになっていた直後なのに筋肉もりもりでハードなアクションをこなすことは可能なのかということだった・・・。普通の人なら多分無理だよ・・・)

 ボンド・ガールというのだろうか? 今回はハル・ベリー。すごい肢体美。かっこいいという形容がまさにぴったり。こういうスタイルならなーとか変なことを思ってみたり。

 それから舞台が北朝鮮。噂によると韓国などではこの映画は放映禁止だとか? 確かにこの内容では・・・。とりようによってはこの人はあの人?と思えるわけだし。(でも、顔は断然映画のほうがかっこいいと思うんだが・・・) この映画でまた米朝関係が悪くなったりしないといいけど・・・。

 あ、そうそう、殺しのシーンが多いんだけれど、あまりにもどぎつい描写がなかったので大丈夫だった。その直前のシーンを考えるととても痛そうな残虐な殺し方なんだけど、もろに死ぬ場面は映らない。私の友達は死の場面になると目を覆っていたが、別に覆わなくても大丈夫だったと思う。今時の映画はそういうシーンももろに描写しているのが多くていやになるんだけど、この映画はそういう点はすごくよかったと思う。


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