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■ 小ネタ・2
「…今年も、この季節がきたか…」
渋めの茶を飲み干したヒアシは、木の葉新聞を折りたたみながら、ポツリと呟いた。 新聞のある一点に視線を落として、気難しそうに眉間にシワを寄せ、ジッと考え込む。 師走の時期になると、日向宗家の当主たるヒアシの頭を毎年悩ませる出来事があった。
「うむ。今年は…ヒナタとハナビに、何を贈ればいいか…」
そう…ヒアシは、悩んでいた。 可愛い娘二人に(あくまでもその感情を表面には出さないけれど)、クリスマスプレゼントは何を贈ろうかと! 去年は、正月に着る晴れ着を数枚と、ハナビが欲しがっていた修行用の砂袋(サンドバック)…それに、ヒナタには異国から取り寄せた希少な(そして高価な)紅茶を少々だった。 なんといっても、ヒナタの誕生日も近い事だし、もう少し良い物を買い与えてやってもよかったのだろうが、あまり娘を甘やかしていると思われては、宗家の威厳が損なわれてしまう。 その為、ヒアシが表立ってこれらのプレゼントを買いに外出する事はなく、分家の誰かしらに言いつけて、屋敷の必要経費として購入していた。
「アレがいた頃は、まだ楽だったな…」
ふと、ヒアシは、今は亡き妻の姿を懐かしんだ。 ヒナタが幼い頃は、よく気が付く妻があれこれと手を回してくれていたおかげで、ヒアシは、当主の務めにのみ集中していればよかったのだ。 妻を亡くして以来、ヒナタとハナビに贈られるクリスマスプレゼントは、子供向けの玩具などではなくなった。 ヒアシには、娘が何を欲しがっているかをわざわざ聞くのも躊躇われ、新聞などから情報を得て、苦心の末に必要そうな物、若しくは持っていて良さそうな物をプレゼントしていた。 むろん、父親からのクリスマスプレゼントだなどとは、決して口にはせずに。
「…しかし、そろそろ…ううむ。ヒナタには、こういうモノを買ってやらねばならんか…」
ヒアシは、新聞の一点を凝視したまま、どうにも決断が下せずに眉間のシワを深くした。
「だが必要なモノには違いない。…誰に買いにいかせるか…が、問題だ、な」
困惑を隠せない表情を浮かべながら、ヒアシは思案した。
「こんな時、男親はなんとも居心地が悪いものだな…」
深い溜息を吐きながら、ヒアシは珍しく苦笑を浮かべ、娘たちには滅多に見せる事はない父親の顔していたのだった。
なんて感じでっす。 去年のネタですんまそん(汗) 実は、続きがあるのですが…つか、そっちが最初に思いついたオチだったのですが…可哀想なので(誰がとは云えない)オチなしで(苦笑) 不器用でちょっと愛情表現がズレているヒアシパパンが大好きです。 なんか、日記でコネタ書いてるほうが楽〜〜〜っすね。 何を買おうとしているかは…秘密です。 つか、そんなのプレゼントすんなよオイ! なモノです(微笑)
素朴な質問…所謂表サイトに置いていい性描写は、チラリズムとお触りまでならギリギリセーフラインなのだろうか? 実技に入らなくても、文章の描写だけで十分むふむふしてしまう水乃さんなので、裏部屋に隔離するべきか否か…考えてる小話が一本あります。 …URL申請にするべきか…はたまた、笑える謎解き暗号を要求すべきか…や、要するにイヤンバカン見ちゃ恥ずかちいの!(赤面) でも、羞恥プレイも慣れると快感…むしろ、放置プレイか? ヒナタとハナビたんを書き続けて早数年…サイト傾向が変わりつつあるのだろう。 今ならば、エロ妄想を文章に昇華できる気愛が! ああっ! でも可憐なヒナが穢れるのはイ〜ヤ〜ダ〜!(ジレンマ) …隔離しても、読みに来てくれますか?
2004年12月13日(月)
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