≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


終わりなき戯言
ネスタッチ
MAIL
HOME

2008年06月22日(日)
【EURO2008】オランダvsロシア

<今日の更新> ○戯言No.918

死のグループと言われたC組を無傷の3連勝で突破したオランダ。
これまでのオレンジとは違って、内紛もなく一体感を感じるここまでのでき。
まさしく優勝候補との呼び声も日増しに高まっていました。
対するはロシア。初戦をスペインに完敗(1−4)したときはどうなるかと
思いましたが、その後ギリシャ、スウェーデンと連勝。
しぶとく決勝トーナメントに進出してきました。ヒディングマジック炸裂といったところ。

奇しくも、1988年のEURO決勝カード。(当時はソ連)
ファン・バステンの角度のないところからのスーパーボレーが有名な
あの試合。
決勝での対戦でソ連を下したオランダが初優勝を飾ったあの大会です。



さて、両チームともチーム状態は上向きの中での対戦ですが、
正直オランダが有利だと思っていました。

しかし、試合が始まってみるとロシアがいい!
アルシャービン、パブリュチェンコの2トップの補完性も高く、
こぼれ球は積極的にミドル。CBのコロディンのミドルは強烈でした。

オランダもタレントでは圧倒的な戦力値がありますので、時折決定機を
作るもののロシアに比べれば単発の感は否めず・・・

オランダはセットプレイで大きなチャンスをつかみます。
なんかしらないけど、ロシアDFラインが必ずといっていいほど捕まえ
きれてないんですよ。
しかし決めきれません・・・

前半はスコアレスで折り返し。

後半先に動くのはオランダ。
ファン・ペルシー、アフェラーイを投入。攻撃にてこ入れを計るも
今ひとつ機能せず・・・
交代枠を取っておきたかったんでしょうけど、結局もう一つは
ハイティンハ(ブーラルーズに代えて)に使ってしまい、決して効果的では
なかったかなぁと思います。

そんな中、先制点はロシア。左サイドからのクロスを見事に
パブリュチェンコが左足で合わせる美しいゴールで先制!

後半終了間際にセットプレイからニステルローイがヘッドで押し込んで
同点にし延長戦に突入。

しかし延長戦になり、ますますロシアが優位に。
オランダの足が完全に止まってしまうんです。ロシアよりも休んでいたはずなのに・・・

そしてアルシャービンのこの日何度目かの強引な突破から
ドルビンスキーの決勝点が生まれ、更にアルシャービンがだめ押しのゴール。

足が止まったオランダに2点差を返す余裕はなく・・・
正直延長後半あたりにはPK戦でもいいかなみたいな雰囲気がオランダには
見えてましたから。



いやぁヒディングすごいなぁ。あの最後まで攻めきるチームを作り上げる
彼の指導力はすごい。

さて、ここまでポルトガル、クロアチアそしてオランダと3連勝で一位通過
してきたチームがことごとく敗退。
今日は3連勝のチームの中最後の砦スペインが今日深夜登場です。
苦しみながら上がってきたイタリアとの対戦という好カード。

正直、どっちも好きなチームなのでもう少し後で当たって欲しかったんですけど・・・

やっぱり少し苦しみながら上がった方がいいのかもと思うこの決勝Tの結果。

ドイツvsトルコ
ロシアvsイタリアかスペイン

う〜〜ん。決勝がトルコvsロシアの可能性もあるかなとか思い始めてます。

ドイツvsイタリアかスペインってのがいいかなと個人的には思いますが、
正直、4年前のEUROもギリシャが優勝してますからねぇ。

泣いても笑ってもあと少し。