≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


終わりなき戯言
ネスタッチ
MAIL
HOME

2006年01月29日(日)
【サッカー】リーガ。

<今日の更新> ○戯言No.694

えーと・・・リーガレポをようやくお届けできます。
既に結果とかはご存じだと思うので、簡易版です。



19節 「水の一念岩をも通す」
vsアスレティック・ビルバオ @カンプ・ノウ

〜スタメン〜
ロニー、エトー、メッシの3トップ
トップ下にデコとファン・ボメル、底にエジミウソン
DF中央にプジョルとマルケス、左にジオ、右にオレゲール。
守護神はバルデス。
〜控え〜
FW:ラーション、ジュリ、エスケーロ
MF:イニエスタ、ガブリ DF:シウビーニョ GK:ジョルケラ

ここまでリーガ12連勝。絶好調のバルセロナが相手、しかも舞台はカンプ・ノウ。
となれば、いたしかたないのが、ビルバオの布陣。5−4−1でした。
ジョレンテを1トップに、ジェステとエチェベリア。この3人しか
攻撃しない。というかできない。後は、将棋の穴熊のようにゴール前を固める。
バルサが攻勢の時は、全員が守備をする。
ガチガチに守るとはこういうことなんだなぁって思いました。
しかし、油断できないのはジェステのテクニック、エチェベリアの突破力、ジョレンテの高さ。
3人だけとはいえ、かなりの破壊力があるのも事実。

さて、試合開始と同時にゴール前に引きこもるビルバオDF陣を攻め立てる
バルサ。しかし、守備意識が高い相手を崩すのは至難の業。
ゴール前では体を投げ出してのDFも見せてましたから、かなり窮屈な攻撃。

数少ないチャンスをものにしなければならないビルバオはこの日ジョレンテが
絶好調。ポジショニングがよく、セットプレイでは、バルサDFに競り勝つ場面が
多く見られました。そして先制点も彼でした。
16分
またもジェステのCK。これはショートで一回つないでからのクロス。
低くて速いクロスに体をかがめてヘッドで合わせたのがジョレンテ。
これが見事にネットに突き刺さり、ビルバオ先制です。

これで、ビルバオはますます殻に閉じこもります。(^^)
特にロニーには厳しくマークがついており、自由にできない状態を作ります。
狙うはカウンターのみ。決してムリはしない。

22分
そのビルバオのビッグチャンス。前掛かりになったバルサDFラインの裏を
エチェベリアが完璧に取り、独走バルデスと1vs1です。
しかし、これはバルデスがなんとかはじき出して事なきを得ました。
これが決まってたらと思うと、冷や汗が出るシーンです。

バルサも猛反撃。ロニーが自由にボールに触れないので、その分、
メッシ、デコといったところでボールを細かくつないでなんとかチャンスメイクを
しますが、ビルバオの堅いDFの前になかなか崩しきることができない。

37分
ゴール左サイドで久々にボールキープしたロニー。
ついてくるDFを交わしながら折り返した速い鋭いクロス。
エトーが飛び込みますが、エトーには合わず。
しかし!エトーについていたDFの手に当たりました。
もちろんハンドの反則をとられてPKゲット。蹴るのはもちろんロニー。
これを落ち着いて決めて同点で前半終了。

後半も守るビルバオ、攻めるバルサの構図は変わりませんが、
立ち上がりから積極的なのはバルサ。
特に、ファン・ボメルの飛び出しが目立ちはじめました。
やっぱり彼はそれがないとねと思いました。
マルケスの弾丸FK、メッシの個人技などで攻め立てます。
5分
右サイドで手を挙げて呼ぶ、オレゲールに左サイドでキープするロニーから
クロス。これはDFがクリアするものの、ファン・ボメルの足下へ。
ファン・ボメルは躊躇せずワントラップ後シュート!
強烈ではありませんが、逆サイドの厳しいコースに。
GKは弾くのが精一杯。
これに詰めていたのがメッシ。軽々と押し込んでついに逆転。

その後、疲れからマークの甘くなるビルバオに対し、圧倒的な
ポゼッションで攻め立てますが、このままタイムアップ。リーガ13連勝です。
いらなかったのがデコの終了間際のレッドカード。もったいない。

<最終結果>
バルセロナ 2−1 アスレティック・ビルバオ
16分 ジョレンテ(ジェステ)【ATB】
37分 ロナウジーニョ(PK) 【BAR】
50分 メッシ        【BAR】
ネスタッチ的MIP ロナウジーニョ
どれだけ囲まれても、どれだけ削られてもやっぱり仕事をしてしまう。
その圧倒的な個人技に惚れ惚れします。(*^。^*)



20節 「撃てども撃てども」
vsアラベス @カンプ・ノウ

〜スタメン〜
エトーがネーションズカップ出場のため離脱。デコが出場停止の中での布陣。
ロニー、ラーション、ジュリの3トップ。
中盤はイニエスタとファン・ボメル、底にエジミウソン。
DF中央にプジョルとマルケス、左にシウビーニョ、右にオレゲール。
〜控え〜
FW:マキシ・ロペス、エスケーロ、メッシ
MF:ガブリ DF:ジオ、ベレッチ GK:ジョルケラ

マキシ、エスケーロ、ラーションといったところはエトーのいない今こそ
アピールの場ですから、気合いが入ってました。もちろんメッシの台頭で
出番の減っているジュリも・・・

さて相手は開幕戦でアウェイとはいえ、引き分けに持ち込まれたアラベスを
カンプ・ノウに迎えての試合です。
とはいえ、最下位に沈むアラベス、監督も3人目と混迷を極めているチーム。

最下位のアラベスとはいえ、なかなかプレスも厳しくいい感じです。
しかしバルサのポゼッションは相変わらずで慌てるところはありません。

6分
イニエスタのスルーからロニーが角度のない位置からGKのポジションを
よく見てループ気味に狙います。しかしこれはバーに弾かれます。

15分、21分にラーションがロニーのスルーに反応して狙いますが
決めきれません。
35分にはラーションのポストプレイからイニエスタが飛びだして
シュートを狙いますが、GKのファインセーブ。
45分にも、PA内に飛びだしたファン・ボメルにロニーから鋭いパス。
ファン・ボメルは見事にスルーをすると右サイドのジュリにフリーで
パスが通りました。
しかし・・・ファーストコントロールをミス。シュートは枠外でした。
惜しい。

アラベスは、アロイージ、ネネー、ボティーポといったところが
チャンスを作り頑張っていましたが、なかなか崩しきれず前半終了。

押しに押したバルサという展開は開幕戦と同じ。嫌な感じです。

さて後半。先制点はあっけなくバルサへ。
開始早々の2分。右でボールを受けたジュリから速いグラウンダーのクロス。
GKが弾いたところに走り込んできたラーションが押し込んで先制。
久々のゴールです。アラベスGKのコスタンツはキャッチできたとは思うんですけど・・・
走り込んできたラーションが巧かったと言うことで。

21分
イニエスタがミドルを狙うものの、DFの足に当たります。
なぜかゴール前にいるファン・ボメルの足下にコロコロと、ルーズボールが、
前半のリプレイを見ているかのようにスルーしたファン・ボメル。
ボールはジュリへ!!完全にフリーでした。
しかしこれまたGKに弾かれ、しかもクロスバー。う〜〜んついてない。

この辺からバルサイレブンはなんとかジュリに決めさせてあげようという
感じになってきます。スタジアムもそういう雰囲気。
ガンバレジュリみたいな感じです。いい雰囲気でした。(^^)

23分
ロニーがPA内に走り込んでくるイニエスタにピタリと合うスルーを
DFたまらずファウルPKゲット。
蹴るのはロニー。間違いなく追加点と誰もが思ったんですが、珍しく
枠を外してしまいます。追加点ならず。

31分
オレゲールが二人に囲まれながらも強引に右サイドを突破。
(攻撃面でも成長著しいオレゲール。ますますベレッチの影が薄くなります)
ジュリへ折り返すと、ダイレクトで狙い澄ましたシュート!
しかしポスト直撃。ガンバレジュリ!!!

ラーションに代えてメッシ投入。
早速メッシが見せてくれました。
37分
中央をドリブルであがりながら左サイドのロニーに絶妙のスルーパス。
ロニーは細かいドリブルをしながらPA内に侵入し、シュート!
GK足に当てますがそこに詰めてきたのがメッシ!!!!
貴重な追加点。

決めきれないジュリ。出てすぐに結果が出てしまうメッシ。
対照的ですが、これは仕方がない。

このまま試合終了。

<最終結果>
バルセロナ 2−0 アラベス
47分 ラーション【BAR】
82分 メッシ  【BAR】
ネスタッチ的MIP リュドヴィク・ジュリ
決めきれなかったとはいえ、さすがの飛び出しで何度も決定機を
作っていました。試合に出続けていれば決められたものもあったと
思います。腐らずガンバレ。同情ではなく、いい動きでしたよ。
メッシとは違う良さがあるのだから必要な戦力です。



<次節展望>
アウェイでマジョルカとの対戦。
デコも戻ってくるし、ファン・ボメルもトップ・フォームになりつつあります。
大久保が出るのかは分かりませんが、下位に沈むマジョルカとはいえ、
気を引き締めていってほしい。