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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2005年11月05日(土)
【テレビ】科学技術が進歩するのはいいけれど・・・

<今日の更新>  ○戯言No.662

まずは、ジェフ千葉。ナビスコカップ優勝おめでとう!!!
マリーンズといい、スポーツ界、今年は千葉の年か!?

ガンバ・・・リーグ戦でもここのところ今ひとつですが、ここでもねぇ・・・
西野監督は優勝タイトルに縁がない人なのか。オールスターでも負けますしねぇ・・・


さて、今日の話題はジェフではなくってNHKスペシャルの話。
たまにしか見ないのですけれど、今日は出先から帰ってきてテレビをつけたら、
たまたまNHKにチャンネルが合ってて、ちょうど始まったところだったので、
見てしまったのです。でも目が離せなくなるくらい興味深い内容でした。

今日のテーマは「立花隆 最前線報告 〜サイボーグ技術が人類を変える〜でした。

事故や怪我で腕を失った人、失明した人が最先端の技術によって
手と同じように自分で考えたように動かせる義手を持つ例や、
脳に直接画像情報を送り込む人口の眼を使う例などが紹介されていました。

胸の筋肉の信号を脳に送って、それが義手に伝わる。んで義手が動く。
「他の人には見えませんが、私にははっきりと動いている自分の手が見える。」
とはその技術を持つ人のコメント。

更に、「脳深部刺激療法」という治療法も紹介。
脳に直接刺激を送ることで、薬などでは治療不可能な病気を治そうっていう治療法。

難病であるパーキンソン病なども劇的に改善させることができる治療法。
決して治ったわけではなく、その刺激を送る装置の電源を切ると元に戻ってしまう。
その様をこの治療法を受けた患者さんが自ら見せてくれたのが衝撃的でした。
スイッチひとつでこんなにも劇的に変化があるのかと思いました。
「It's a Miracle」とは立花隆の弁。

医療面で、難病に苦しむ人のため、不慮の事故で手足を失ってしまった人
そういう人達のためにはこういう技術革新は人生を楽しく過ごすためにも
絶対に有効に活用してもらいたい技術です。

しかし

やっぱり、こういう技術って功罪がありまして・・・
軍事目的にも開発が進められているということでして・・・

どうして、医療分野だけでとどめておけないかなぁって。

一匹のマウスが実験で使われていたのですが、
コンピューターからの遠隔操作で右に左に自在に動きまわるマウスは
スゴイと思う反面。怖さを感じました。

究極的にはこれを人間にも利用するのかと考えると・・・

こういう技術がテロリストたちに渡らないとも限らないわけですよね。

ということはですよ。
マウスに爆弾しこんで、殺したいヤツのとこまでいかせて爆破すればいいんでしょ?
セキュリティなんて関係ないですよね。

ダイナマイトだって、ノーベルが開発したのは工事現場を楽にしようと
思ったからで、軍事目的ではなかったはずです。

人間のエゴでどこまで脳の奥に忍び込んでいいのか?
どこまで脳をいじっていいのか?倫理的な問題は??

そういった裏の側面についても立花隆はきっちり話をして、警鐘をならす感じで
番組は終わりました。

今回の取材に関して、立花隆さんがつくったHPが
こちら↓
SCI(サイ)〜サイエンスの最先端を。
こちらで今回の放送に関する情報が見られます。