<今日の更新> ○戯言No.657 ○リンク一件変更らんらんるー♪(気付かなくてスイマセンLpierさん)
前節、メッシの活躍などで好調のオサスナ相手に3−0の完勝を収めたバルサ。 W杯欧州予選プレーオフの関係で、11節が繰り上がって10/26.27に開催されました。
第11節 「“元”守護神再び・・・」 vsマラガ @カンプノウ
前節、大活躍のメッシはベンチスタート。 前線はいつもの3人ロニー、エトー、ジュリ。 中盤は、負傷しているデコに代わってファン・ボメルがスタメン。 シャビとコンビを組みます。底にはエジミウソン。 最終ラインは、右にオレゲール、左にシウビーニョ。CBにプジョルとマルケス。 守護神はバルデス。といった布陣。 控えには、ラーション、エスケーロ、メッシ、イニエスタ、モッタ、ジオが控えます。
対するマラガ。前節、ベティスを相手に5−0と圧倒してカンプノウに乗り込んできました。 サルバ、パブロ・コウニャーゴ、エドガルを中心にしたチームです。
<前半> スタートから、完璧にバルサのペース。終始7:3の割合でボールキープ。 マラガ陣内でゲームが進行する完璧な試合運び。 チェックは速い、パスも回る、動き出しが速い。バルサのサッカーの いいところが目白押しです。
しかし・・・
立ちはだかりました。“元”守護神が・・・ マラガGKのアルナウです。詳しくは知らないのですが、'96シーズンに 在籍していて正GKも狙えた人物だったそうですが、クラシコで大チョンボを やらかして、当時の監督ファン・ハールに干されたそうです・・・
“元”守護神と言えば、開幕戦。ボナーノに苦戦しましたねぇ。 アウェイとはいえ、引き分けスタートの重苦しい雰囲気を作った原因のゲーム。
しかしですね。そのときと違うのは、
 ↑彼のコンディションが整ってきているっていうこと。
なんとなく、いつかはなんとかしてくれるんじゃないかと思いながら見ていました。
8分 ロニーがワンタッチでスルーパス。これに反応したのがジュリ。 完璧に抜け出して得意の位置からのシュート! しかし、アルナウが右手で辛うじて触ってゴールならず。
12分 エトーが左から内に切れ込むようにしてボールを持ち込んでシュート まで持っていきましたが、これもアルナウがストップ。
その後もエトーが積極的にミドル、飛びだしてのシュート。 シウビーニョのミドル、シャビ、ファン・ボメルの飛び出しと 撃つわ撃つわ、シュートのオンパレード。全ていいところに飛んでいて枠を捉えているものばかり。 しかし、アルナウが辛うじて触っていたり、素晴らしいポジションにいたりと なかなかゴールをこじ開けられないまま前半終了。
マラガはたった一回だけビッグチャンスがあったんですけど、 エドガルがフリーのヘッドを枠の外に外してしまいます。 アウェイでこういうチャンスをものにできないと苦しいですね。
<後半> 後半も同様にバルサが圧倒します。というかマラガ何にもできない。 サルバも前向けないですし。パスも回せません。打つ手がない感じ。 防戦一方という言葉がピッタリ。
バルサは、前半足首を痛めた(たいしたことなさそうでしたけど)マルケスに 代えてイニエスタを後半開始から投入。 シャビを中盤の底に据え、エジミウソンを最終ラインに。
入ってすぐに、イニエスタにチャンス。 ゴール前でボールを受けたイニエスタが、DFの間をすり抜けてPA内に 入ってシュート!しかしこれもアルナウ。 こぼれ球にもすぐさま立ち上がってはじき出すなど、アルナウ当たりまくり。
直後のCK。流れ球をつないで、最後はファン・ボメルが右アウトで狙うもののこれもアルナウが足に当ててゴールならず。
その後も怒濤の攻めは続きます。ロナウジーニョのミドル。→アルナウ正面。 シャビのミドル。→アルナウ横っ飛び。 こぼれ球にファン・ボメル。→アレクシス(マラガ右SB)見事なカバー。 ゴール左からのFK。→アルナウ好反応。(読んでいたか?) プジョルのオーバーラップからエトーのシュート。→DFに当たって枠外へ。
と次々と放たれる、危険きわまりないバルサの攻撃をなんとか耐え凌いでいるマラガ守備陣。
15分過ぎ、ライカールトが動きます。ジュリに代えてメッシ投入。 大歓声に迎えられての登場です。(ちょっとジュリが気の毒になるくらい)
そのメッシ。PA右あたりでボールを受けると、左に流れながらシュートを狙います。 球捌きがやっぱりうまい。DFもPKを恐れてってのもあるんですけど、足出せない。 強烈なシュートでしたが、やっぱりアルナウが横っ飛び・・・
時間の問題のような気はするんですけど、ここまで阻まれると。
その後のシャビのアウトにかかった、反応しにくいシュートにもきっちり反応するアルナウには 神が降りてきているような気がしました。
完璧に試合をコントロールし、後は決めるだけなのにという状況。 さらにライカールトが最後のカードを。焦りの見えるエトーに代えてラーション投入。 高さ、ボールの受け方で変化が欲しかったのでしょう。
試合がようやく動きます。動かしたのはロニー。後半35分のことでした。 左でボールを受けると、ドリブル開始。エラシコでDFを翻弄しながら 強引にPA内に侵入。ファン・ロドリゲスが倒してPKゲット!!
しかし・・・VTRで見ると、先にボールにDFの足が当たってて、 正直シミュレーション??って思いましたけど(^_^; マラガの猛抗議はもちろんあったもののジャッジが覆ることはなく、PK。
これをロニーが決めてついに先制点をゲットです。
さらに攻め手を緩めず、終了間際にもロニーのパスを受けた ラーションが完璧にフリーで抜け出して、当たりに当たっていた アルナウをあざ笑うかのような完璧なループシュートで追加点を奪って試合終了。
これでもかっていうくらいバルサの攻撃が見られた試合でした。
<最終結果> バルセロナ 2−0 マラガ 80分 ロナウジーニョ(PK)【BAR】 88分 ラーション(ロナウジーニョ) 【BAR】 ネスタッチ的MIP アルナウ 正直、気の毒になるくらいシュートを浴び続けました。 シュート数は終わってみれば26-3。枠内シュートも19-2という数字。 撃ちも撃ったり、止めも止めたり。敵ながらあっぱれです。
<次節展望> ついに首位まで勝ち点差2の3位の位置まで来ました。 レアルがもたついているうちに抜き去りましたし。チーム状態も上向きです。 次節は、すぐさま日曜日に。レアル・ソシエダ戦。 開幕戦のバスクダービーではビルバオに屈したものの、コバチェビッチ、ニハトを中心とした攻撃陣は健在。 着実に勝ち点を積み重ね、5位まで浮上しています。 決して安心できない相手。とはいえ、ホームのカンプ・ノウでの試合というのが心強い。
この勢いのまま行って欲しいです。
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