<本日の更新内容> ○戯言No.589 【本】龍時。
え〜〜と。サッカーファンなのですが、この本の存在すら しりませんでした。(^_^; 現在World Soccer Kingで漫画として連載中でして、 そこで知りました。
まあ漫画はアレなんですが、(アレって??)小説は すばらしかったです。
作者は野沢尚さん。 ドラマ「眠れる森」映画「破線のマリス」など脚本家としても有名ですね。 昨年、急逝した作家さんです。
サッカーのたぎるものを感じました。 これだけピッチ上の試合を文章化できるのはすごいと思いました。 まあネスタッチはサッカー選手ではないのでピッチ上の感覚は よく分からないのですが、選手の息づかいまで聞こえてきそうな 文章力に圧倒されました。
日本の高校生、志野リュウジが単身スペインへ渡って サッカーをするという話なんですが、 このスペインっていう舞台も、今のネスタッチには最高でした。 リーガの裏話、ダービーやクラシコの歴史なんかも分かったりして 一石二鳥の感じです。
リュウジがサッカー選手としてたくましく成長していく様が うまく描かれていたと思います。
久々に主人公に思いっきり感情移入して読むことができました。
「龍時01−02」「龍時02−03」と文庫化されているものを あっという間に読み終えました。
リュウジのスペインでの2年目が終わりました。 まだ文庫化されていはいないのですが、「龍時03−04」 も出ているようです。
でも野沢さんはこの世にいないので、この03−04が 「龍時」としては最後の作品になってしまいました。
今ハードカバーで出ているのをAmazonで注文しているとこです。 週末が楽しみです。
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