またも長文になってしまいました・・・。 興味のない方にはまったくもってとんでもない長さ。 まあいつものことなんですけどね。
いやぁ。早起きしてよかった・・・ すばらしい試合でした。(バルササポにとっては)
ロニー劇場でした。 「今シーズンのロナウジーニョは昨シーズンに及ばない」 って話はよく聞く、見る話題なんですが。 そんなことないです。
今シーズンはロニーが目立たなくても、シャビ、デコ、エトーが 目立てばそれで試合に勝てる。 つまりロニー依存症ではなくなったということ。 まあロニーがいるのといないのでは今季も全く違うんでしょうけど、 全てがロニー次第だった昨季とは別の完成度の高いチームになったということ。
しかし・・・ ここ一番で仕事をするのがエースのエースたる所以。 スポーツは違うけど、NBAのマイケル・ジョーダンしかり、 仙道や流川(おっと漫画の人物)しかり。
このリーガ終盤。ポイント差があるとはいえ、プレッシャーのかかる 試合の続く時期。この時期に輝いていますよ。
さて、35節のヴァレンシア戦。メスタージャでの試合。 前日、レアルが大勝してポイント差は3。 難しい試合になるのは目に見えていました。 ヴァレンシアにしても、CL出場権のためにも負けられない試合。 怪我に悩まされたヴィセンテも満を持しての先発。 気合い十分だったようです。
双方のスタメン。 <バルサ> <ヴァレンシア> エトー ディ・バイオ ロニー ジュリ ヴィセンテ アイマール デコ シャビ F.アウレリオ アルベルダ シソコ マルケス
ジオ ベレッチ カルボーニ カネイラ オレゲール プジョル アジャラ マルチェナ
バルデス パロップ
若干、違いはあるもののほぼ同じような形。 特にヴァレンシアは攻撃的な感じ。ヴィセンテに期待が集まります。
<前半> 立ち上がりから積極的なヴァレンシア。 アイマールを起点として、F.アウレリオ、ヴィセンテの 両レフティへと、いいパスが通り、更にはディ・バイオが 常にラインの裏をとる動きを見せていました。
対するバルサはアウェイと言うこともあり慎重な立ち上がり。 もちろん、プレスにはいきますが両SBも自重気味でサイドのケアを しっかりしていました。特にベレッチはヴィセンテをきっちりマーク している印象。 こっから時間も書きながら詳しくレポしま〜す。
12分 細かいパス回しでヴァレンシアゴールに迫り、混戦の中から エトーがミドル。(振り足が速い)惜しくもGK正面。 15分 ヴァレンシアのCKのチャンス。アジャラが飛び込んでヘッド するが枠外。 背は高くないけど、ジャンプ力と飛び込む場所、タイミングが絶妙。 17分 ヴィセンテが左から内に切れ込みながら右足のシュート。枠外。 ここまでは怪我の影響を感じないヴィセンテの動き。 20分 ロニーが混戦からパスをつないで、デコがミドル。枠外。 ここまでデコは攻守に目立ってました。前線に顔を出し、 中盤では潰し役も。デコの真骨頂。 22分 ヴァレンシア最大のチャンス。カネイラからアイマールへパス。 アイマールは囲まれながらも、うまい体の使い方であっという間に 前を向いて、素早いパスをディ・バイオへ。 角度は厳しかったものの、ダイレクトシュート! しかしサイドネット。 24分 アウレリオとヴィセンテが素晴らしいコンビプレイで抜け出します。 しかし、ラストパスに精度を欠き、バルサDFなんとかカット。 26分 アイマールがスピードにのったドリブルを仕掛けます。 マルケスたまらず若干レイトタックル。イエロー
とここまでは一進一退というか、ヴァレンシアの動きの良さが目立ちました。 ここからロニー劇場幕開けです。 27分 ここまでヴィセンテとF.アウレリオの対応に追われていた ベレッチが初めてのオーバーラップ。クロスを上げますが、 PAを通り抜けて逆サイドのロニーまで。 しかし、ここでエースがやってくれました。 落ち着いたトラップから一回ボールを触っただけでワンステップ。 アウトにかけたものすごいシュートが逆のサイドネットへ ものの見事に突き刺さりました。 CLのチェルシー戦のミドルもびっくりしましたが、弾道的には これもそれに優るとも劣らないスーパーシュート。

更に前掛かりになるヴァレンシア。 しかしバルサはいつものようにしっかり囲んでプレスをかけます。 30分 奪ったボールをジオがヘッドでセンターサークル付近にいたロニーへパス。 ロニーは受け取った瞬間ドリブル開始。近くに二人相手がいて、寄せては 来てたんですが、ボールを受け取りつつ体の向きを変えた瞬間には 置き去りにしていました。(なんかいつの間にか置いていかれた感じ) そのままドリブル。前方にはエトーが。 相手DFがちょっとだけロニーの方へ動いた瞬間、裏へ出しました。 エトーもそれにきっちり反応し、圧倒的なスピードで置き去り。 ワンタッチで切り返すと、GKの位置を見て逆のサイドネットへ 流し込みました。 切り返す前のステップワークがエトーらしかったです。

ヴァレンシアは立ち上がりが悪くなかっただけにあっという間の 2失点。大きいビハインドになってしまいました。 気落ちするヴァレンシア・・・
33分 エトーとジュリのコンビで崩して、混戦から最後はロニーが シュート。しかしパロップ辛うじてセーブ。
43分 エトーが中盤でパスカット。そこから単独のドリブル突破。 3人が寄せてきますが、独特のステップのドリブルで スルスルPA内に侵入。しかし最後のところでDFが粘り、 ゴールならず。でも、独力でゴールをこじあけることが できる存在が頼もしい。
Loss ヴァレンシア前半最後のチャンス。 ゴール右から、F.アウレリオのFKしかし、おしくもボール一個分 枠をそれていく。 これが決まってれば、まだ後半面白い展開になったと思います。
<後半> 選手交代はどちらもなし。 この辺は二点リードの余裕が感じられるバルサ。それに対して ヴァレンシアは焦りが見えます。
1分 左サイドでヴィセンテとアウレリオがチャンスメイク。ディ・バイオ へのパスは惜しくもオフサイド。
3分 カウンターからジオが左を突破。クロスはマルチェナが辛うじて CKに逃れる。 直後のCKはトリックプレイで、PA外で待っていたロニーの元に。 ロニーはダイレクトボレー!コースさえ合えばっていう抑えの 効いた素晴らしいシュート。しかし枠外。
この辺りから、ヴァレンシアの焦りとバルサの余裕が重なり合って バルサのパス回しがいいようになされるように・・・ ヴァレンシアのプレスがまったく効かない。
12分 右からの大きな展開から左のロニーが見事にトラップ。 華麗なシザースで完璧にDFを交わして中に折り返します。 待ち受けるジオとジュリがちょっと重なってしまい、惜しくも ゴールならず。
しかし3点目の臭いがプンプンします。
15分 左からのアーリークロスにアイマールが飛び込むが惜しくも オフサイド。
18分 CKのチャンス。マルチェナが飛び込んで合わせたが、枠外。
20分過ぎ、イエローをもらったベレッチに代えてモッタ投入。 それに伴い、マルケスをCBに。オレゲールを右SBに。
22分 デコが中盤でのパスカットからドリブル突破。 ビッグチャンスになりかけたが、マルチェナが危険なタックルで 止めて一発レッド。
ますますバルサ有利。
30分過ぎには、ここまでチームで唯一全試合出場を果たしている イニエスタをジュリに代えて投入。
テクニカルなイニエスタを投入したことで、ボールキープはますます バルサのものに。
38分 ロニーのスルーパスにエトーが反応。PA内でフリーだったが、 慎重になりすぎて、惜しくも決められず。
結局、攻守に圧倒したバルサがヴァレンシアを粉砕。 マジック1としました。 流れを変えたのはやはりエースロナウジーニョでした。 見事なスーパーゴール。
 試合後のさわやかな笑顔もまたよし。 パンツの中にユニつっこみすぎですが・・・(^_^;
次節のレバンテ戦に勝てば文句なし。 レアルが負けても、優勝です。 レバンテも侮れない相手ではありますが、今のバルサのチーム状態 からすると負けるとは思えません。というか勝ってスッキリと 優勝を決めて欲しい。できれば得点王のためにもエトーに固め撃ちを してほしいところ。
明日の朝に中継があるので、優勝の瞬間を見守りたいです。 というかまだ試合が揃ってないみたいで、レアルが2時間前に 負けてればもう優勝なんですけど・・・ いったいどうなってんだ??揃えるだろ普通。 No.584
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