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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2004年11月27日(土)
【音楽】事変。

買いました。
椎名林檎率いる(?)東京事変のデビューアルバム

↑クリックで東京事変公式ページ。

1998年に「幸福論」でデビューした林檎さん。
続く「歌舞伎町の女王」「ここでキスして。」で
あっという間にブレイク。
独自の世界を突っ走ってきた女性アーティストです。

誰にもまねできない,音楽性がとても好きでした。
「椎名林檎ここにあり!」みたいで。

一応ネスタッチはアルバムもシングルも全部持ってるんですが,
回を重ねる毎にコアになっていく林檎さんがどこへ行くのだろうと
思ってはいました。

結婚,出産,離婚などの休止期間を経て発表したシングル「茎(STEM)」
同時発売のDVD「百色眼鏡」,そして
椎名林檎名義では最後(?)になった「加爾基 精液 栗ノ花」で
そのコアさは行き着くトコまで行ったんではないかなと思ってました。
もちろんそれはそれで林檎さんの魅力ではあるので,きらいでは
ありませんでしたが,これからどこへ行くのだろうとはやっぱり思いました。

まあ何やっても応援はするのですけどね。(^o^)

とか思ってる時にでたのが,“節目シングル”「りんごのうた」
ありゃ,少し前に戻った感じがするなぁと思いました。
今考えると,「加爾基 精液 栗ノ花」でとりあえず,自分のやりたい
ことをやり尽くせたのかなと思いました。
ある意味すっきり感の漂うシングルでした。

アーティストにとって,本当にやりたいことをやれるのはある程度
売れてからでないとできないと思うんです。
それまでは,意にそぐわなくても「セールスのことを考えて作る」
っていうこともあるのかなと。

さて,やりたいことをやった林檎さん。
「バンドでやれる自信がついた」(スピリッツの巻頭で談)
そうで,東京事変としてデビュー!

「椎名林檎」という名前は別として,バンドとしてどんな曲を
聞かせてくれるのかとても楽しみでした。

  
1stシングル「群青日和」    2ndシングル「遭難」

と立て続けに発表しました。
そして今回のアルバム「教育」

林檎さんの世界観は残しつつ,バンドとしての骨太さが今まで以上に
感じられました。
ソロでやっていたころよりも楽しそうに感じるのは気のせいでしょうか?

バンドとの息も合っているようでとてもいいアルバムでした。
セールスを意識しているのかいないのか。大分聞きやすいアルバムだと
思いました。

レンタルででも是非。
林檎さんは好き嫌いが別れるので無理にとはいいませんが。
戯言No.519