ようやくゆっくり更新する時間ができました。 ということでEuroに関することを徒然と書いてみたいと思います。
最後まで個vs組織という図式が 見えた大会だったなぁと思います。
【ギリシャ】 まさか優勝するとは思っていませんでした。 ダークホース的存在になるとは思っていましたが・・・ レーハーゲル監督は株を上げましたね。
強引な手腕が問題になりフロントや主力選手ともめることも 多い監督ですが,改めて監督としての力量を見せつけた感じがしました。
選手も開幕前にどんな選手か知っていたのは ウリザス,カリステアス,ニコライディス,ツァルタス,デラス くらいのもんでしたからまさか優勝してしまうとは思っても見ません でした。
誰がMVPとかいうチームではないと思います。 全員で守り,全員で攻める。チーム力の勝利といっていいでしょう。
【監督】 掲示板でも書いたのですが,この大会ほど監督の采配に興味を もった大会もありません。 選手交代でこれほど変わるのかと。
フェリポン,レーハーゲル,ブリュックナーといったところが名を 上げたのに対し,トラップやアドフォカードは完全に失敗でした。
選手交代についてあれこれいうのは結果論でしかないし,それぞれの 監督もあの緊迫した状況の中で最善の策を練って決断しているわけなの で,運もあるなぁとは思いますが,選手交代の妙を見た大会でした。
【ライジングサン】 この大会でも新たなスターが生まれました。
ミラン・バロシュ(チェコ) リバプールではあまり出場機会にも恵まれないものの,その素質は 誰もが認めるところでした。 ただブリュックナーが守備的な戦術を採った場合,控えになることも 考えられた選手でしたので,この大活躍は見事でした。
ウェイン・ルーニー(イングランド) 波に乗るってのこういうことか。 まさに獅子奮迅の活躍でイングランドを決勝Tに導いた功労者 と言えるでしょう。彼が怪我で交代を余儀なくされた瞬間 イングランドが失速したような気がしました。
アントニオ・カッサーノ(イタリア) 今大会,イタリアの中で輝いていたのはカッサーノくらいではなかった かなと。これからのアズーリの主力になるべき存在。
ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) イタリア戦でのマジカルゴールが忘れられません。 ラーションが復帰したというのも大きいでしょうが前線での存在感は 圧倒的でした。
フィリップ・ラーム,バスティアン・シュバインシュタイガー ルーカス・ポドルスキー(ドイツ) ふがいない戦いをしたドイツの中でこの3人は楽しみだなと思いました。 ラームは怪我さえなければ,ブレーメ並の選手になるのではないでしょうか。 シュバインシュタイガーとポドルスキーはこの大きな大会を経験した ことが大きかったかなと思います。
【ベスト11】 今日のスーパーサッカーでも発表されるみたいですが・・・ ネスタッチなりに考えてみました。4−4−2で。 かなり個人的好みもあるのでご容赦を。
ニステルローイ バロシュ
デコ フィーゴ
マニシェ グラベセン
ザンブロッタ セイタリディス デラス R.カルバーリョ
リカルド
こんな感じ。 2トップは決定力の高さが感じられた2人を。 攻撃的MFにはポルトガルの2人を。デコは2戦目からは スタメンに起用されて能力の高さを見せました。 フィーゴは波もありましたが,やっぱり決定的な仕事をしたと思います。 DHにはマニシェとグラベセンを並べて見ました。 SBにはイタリアから唯一選びました,ザンブロッタ。 右には攻守のバランスが見事だったセイタリディスを。 ビッグクラブも獲得に動いているという噂は本当でした。 CBはギリシャのDFラインに君臨したデラスとポルトガルのカルバーリョを。 守護神にはニコポリディスにしようかどうか迷ったんですが,素手でのPKストップが印象に残ったリカルドで。
戯言No.470<了>
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