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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2003年05月17日(土)
【サッカー】遅くなりましたが・・・

CLセミファイナル2ndLegの感想を・・・

【インテル・ミラノvsACミラン】
一言で言えば、シェフチェンコの意地が炸裂したって
いうことでしょう。
コルドバと競り合いながら、しかも倒れこみながらも叩き込んだ
アウェイゴール。
1stLegでは消極的なプレイが目立ったシェバだっただけに
この試合にかける意気込みは相当のものだったのでしょう。
サイドに一旦開いてから内に切れ込んでくる動きのキレは
凄みがありました。
あとは初戦に続きガットゥーゾが気迫を前面に押し出したプレイで
目立っていました。
対するインテル。やっぱりヴィエリのいないインテルは
何かが足りない感じでしたね。確かにクレスポ、レコバを
擁し、マルティンス、カロンといった魅力的なFWがいますが、
この大一番でエースが不在では苦しいでしょう。
改めてヴィエリに依存していた攻撃陣を痛感しました。
ただ、後半惜しいチャンスは何度もありました。
特に終了間際のマルティンスの同点ゴール、その直後の
カロンのシュート、CKからのコルドバのヘッド。
しかし、マルディーニ・ネスタを中心とする守備陣の粘りの前に
屈しましたね。ヂダにスタメンを完全に奪われてしまった
アッビアーティも随所に好セーブを見せて存在感をアピールしました。

結局今年もクーペルは何の頂点にも立てませんでした。
呪われているんでしょうかね。早くも辞任の噂が高まっています。
後任にはラツィオを見事立ち直らせたマンチーニの可能性も
あるとか。
まあこの辺の話題はまたそのうちに・・・

いずれにしろ、スペクタクルを標榜してセリエの前半戦の主役だった
ミランが久しぶりのファイナリストに名乗りを上げましたね。

【ユベントスvsレアル・マドリー】
一言で言えば完勝ですね。
密かにユベンティーノなネスタッチとしてはうれしい限りです。
ほぼユーベの思惑通りに試合が進みましたね。
大きかったのは前半終了間際のアレの個人技からの追加点でしょう。
あれがなかったらまた違った展開になっていたと思います。
それくらい貴重なゴールだったと思うし、アレらしい美しいゴールでした。
あれだけ華麗なステップで翻弄されたらいかに百戦錬磨のイエロ
だろうとつらいでしょうね。
最後はサルガドの股の間を抜けてきたのですからカシージャスの
反射神経がどれほど優れていようと、あのシュートは難しいです。

それからブッフォン。やっぱり現在世界最高のGKの一人で
あることをまざまざと見せ付けましたね。安心感が違います。
フィーゴは外す雰囲気満々させてましたね。
なんかこのPK失敗でベッカム獲得に拍車がかかるとかかからないとか。
いずれにしろ試合の大きな分岐点だったことは間違いないです。

レアルはまず虫垂炎あがりのラウールのコンディションが万全でなかった
のが痛かった。それからマケレレの不在。これが大きかった
と思います。マケレレがいれば、守備面での負担も違ったと思います。

でも、なんといってもこの試合の主役は
パヴェル・ネドヴェド
ですねぇ。
本当に素晴らしい。カウンターからイエロを振り切って決めた
とどめのゴールも見事でしたし、守備にも貢献度が高かったです。
残念なのは、累積警告でファイナルには出られなくなってしまったこと。
チームにとっても大きい痛手でしょうが、本人も試合後泣いてましたから
ねぇ・・・悔しいでしょうね。
これでユーベがCLも獲得してセリエと併せて2冠を達成し、
Euro予選でチェコが予選を突破するなどの条件が揃えば
ネドヴェドのバロンドールも現実味を帯びてくるんですけどねぇ。


ということで決勝のカードは
ユベントスvsACミラン
です。安定感から言えばユーベなんでしょうけど、ミランにも
シェバやピッポ、リバウド、トマソンと爆発的な攻撃力が
ありますからねぇ。なんとも言えません。
すばらしい試合にはなることは間違いないと思うんですけどね。

何はともあれ、楽しみです。
個人的にはネスタが負けるトコも、ユーベが負けるトコも見たくない
なんて葛藤もあるんですけど・・・(笑)