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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2003年05月05日(月)
【映画】たそがれて・・・

GWなのでゆっくり映画でもと思い、ゆっくりできる映画を
探していたら、ちょうどいいのがあったので昨日の夜、見ました。

たそがれ清兵衛

監督:山田洋次 原作:藤沢周平
主演:真田広之 宮沢りえ

日本の映画賞という映画賞を総なめにした映画です。

山形では特にこの映画に関する盛り上がりが凄く、
話題になってましたが、以前も書いたように
“邦画はビデオで見る”
ってのがポリシー(そんな偉そうなもんではないが・・・)
なんでね・・・劇場では見なかったんです。

で、なんで山形で盛り上がってるかというと、
舞台が山形なんですよ。この映画。
庄内地方といって、山形県の北西の海沿いの地域が舞台なんです。
原作の藤沢周平も山形県出身の直木賞作家なんですよ。

くわしい粗筋や登場人物の相関関係は公式ページ(←クリック)
におまかせすることにして、簡単な感想を・・・

いやぁ、いい映画でした。
実力はありながらも、うらぶれた平侍を真田広之が好演していた
と思います。
「寅さん」や「学校」シリーズなどで有名な山田洋次監督らしい
ヒューマニズムあふれる心地よい作品。
愛するもののため、全てを捨ててもひっそりと生活する清兵衛。
そんな清兵衛に、思いを寄せる優しく美しい朋江(宮沢りえ)も
いい感じでした。
強いんだけど、控えめな清兵衛。
家族をそして愛する人をとにかく大事にする、そんな
優しい男の物語が山田洋次によってうまく映像化されてたなぁと
思います。

涙が溢れるっていうわけではないですが、ジ〜〜ンと心に
染み入る大人の映画って感じでした。
職場の同僚の先輩(女性)が劇場に見に行ったそうなんですが、
次の日、朝から晩まで、朋江よろしく
「清兵衛様・・・」
とか言ってました。(^_^;)

山形の自然の風景も美しく、
「ああ、山形ってやっぱり田舎だなぁ・・・」
「ああ、山形っていいところだなぁ・・・」
住むものに二つの感情を持たせてくれました。(笑)