GWなのでゆっくり映画でもと思い、ゆっくりできる映画を 探していたら、ちょうどいいのがあったので昨日の夜、見ました。
たそがれ清兵衛
監督:山田洋次 原作:藤沢周平 主演:真田広之 宮沢りえ
日本の映画賞という映画賞を総なめにした映画です。
山形では特にこの映画に関する盛り上がりが凄く、 話題になってましたが、以前も書いたように “邦画はビデオで見る” ってのがポリシー(そんな偉そうなもんではないが・・・) なんでね・・・劇場では見なかったんです。
で、なんで山形で盛り上がってるかというと、 舞台が山形なんですよ。この映画。 庄内地方といって、山形県の北西の海沿いの地域が舞台なんです。 原作の藤沢周平も山形県出身の直木賞作家なんですよ。
くわしい粗筋や登場人物の相関関係は公式ページ(←クリック) におまかせすることにして、簡単な感想を・・・
いやぁ、いい映画でした。 実力はありながらも、うらぶれた平侍を真田広之が好演していた と思います。 「寅さん」や「学校」シリーズなどで有名な山田洋次監督らしい ヒューマニズムあふれる心地よい作品。 愛するもののため、全てを捨ててもひっそりと生活する清兵衛。 そんな清兵衛に、思いを寄せる優しく美しい朋江(宮沢りえ)も いい感じでした。 強いんだけど、控えめな清兵衛。 家族をそして愛する人をとにかく大事にする、そんな 優しい男の物語が山田洋次によってうまく映像化されてたなぁと 思います。
涙が溢れるっていうわけではないですが、ジ〜〜ンと心に 染み入る大人の映画って感じでした。 職場の同僚の先輩(女性)が劇場に見に行ったそうなんですが、 次の日、朝から晩まで、朋江よろしく 「清兵衛様・・・」 とか言ってました。(^_^;)
山形の自然の風景も美しく、 「ああ、山形ってやっぱり田舎だなぁ・・・」 「ああ、山形っていいところだなぁ・・・」 住むものに二つの感情を持たせてくれました。(笑)
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