人が亡くなった日の夜 - 2012年10月13日(土) 胸にぽかりと空いた穴が すうすうと、小さく息を吸う 日本に帰ったら すぐに会おうと思っていたのに 間に合わず、その人は逝ってしまった その瞬間、いただいた言葉は遺言となり 私に新しい決意をさせようとしている その人は私の将来を導こうとしてくれていた だから私は、「ああ、これで、その人からの道は閉ざされた」 身勝手だけど そう思ってしまった けれど全てが遺言となった今 遺された言葉をひとつひとつ思い返せば 道は既に示されていたのだった それに気づいていていなかった、分かりたくなかったのは 私自身だった 人が亡くなった日の夜 私はまだ若く、人間の死に慣れていなかった それを必死に受け止めようと 理解しようとしている自分がいた ...
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