無題 - 2003年02月25日(火) 最近、何も日記に書く事がなく、困り果てている。 日記に何も書く事がないというのは、それほど毎日に 起こる出来事が日常の一部に組み込まれ、当たり前――つまり、 何の差支えもない「ただの出来事」しか起こっていないということ。 私は何となく、其れが怖い。 ある人にとって、自分にとって何も起こらない水のような人生を 送ることを望むのだとしたならば、こんな恐怖は生まれないだろう。 きっと私が怖い理由は、何事もなく日常(時間、人生)が 過ぎていく、其のこと自体を恐れているからだと思う。 水はいつか乾いて、後には何も残らないもの。 私は自分が生きたというのに、何も残せないなんて嫌だ。 きっと大抵の人は、何か残して死んでいきたいものではないだろうか。 自分がそれまで、血を流し喜びも噛み締めながら精一杯に生きたと云うのに、 死して何も残らないのは、とても悲しいし空しいと思う。 其れは、人の心の片隅でもいいから、何か残して遠くへ行きたい。 何も書く事が無いなんて、本当はそんな事ある訳ない。 だって、一日中何も考えずに時を過ごすなんて、 人間は複雑な脳という心を持っているのだから無理なんだ。 私はこの日記の1番最初で嘘をついた。 嘘をついたけれど、それでもまだ怖い。 不確定なもの、見えない何かへの恐怖・不安。 其れらから解放されるかもしれない術を、きっと私は知っている。 其れには、強い心が必要だ。 でも私の心はまだ怖い。 恐怖を乗り越えて、いつしか其れすら強さへ変える日はくるのだろうか。 否。必ず来る。 そう思うことから、始まるものだから。 ...
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