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普通の日記

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2004年12月20日(月)
衝撃的死

一通りお弁当を作り終えた7時10分前。
自宅に掛かってきた電話に出ると鰻上司からTクンの死を伝える連絡。
「交通事故で即死だったらしい」
早朝の緊急連絡にいいことはないってのが定番だけど29歳の死じゃ若すぎるぅ〜。
亡くなっちゃった事実は覆ることがないんだけどやけに憂鬱な1日の始まり。
部署の後輩麻布クンにも上司から連絡が入ってるんだろうし。
ってことを想定して麻布クンにメール。
「上司からの電話は衝撃だよね」「どうして?信じられないよぉ!」
でも麻布クンったら自宅も携帯も留守電扱いになってて出勤するまでその事実を知らなかったらしい。
麻布クンには抽象的内容のメールを送ってたけどTクンと仲良しWクンには死の事実をお伝えして。
って部署が違うと連絡が入ることはないからWクンは私からの連絡で衝撃的事実を知らされたってことらしい。
でも金曜日まで元気な姿に接してたから事実をなかなか受け入れることはできない。
Tクンのボス=私達のボスは事故の第一報の入った夜中からずっと警察署にいるって話。
「ブレーキ痕がない」とか「自宅傍で事故った」とか入って来るのは断片的な情報だけ。
とにかく確実なのは亡くなっちゃったって事実だけ。
それにしてもTクンったら11月最後の大安に入籍して今月4日に大々的挙式披露宴を行った新婚さんなんだよぉ。
幸せの絶頂から1ヶ月と経たないうちに死んじゃうなんてー。
新妻は何が何だか分からないまま呆然としちゃってるんだろうなぁ。
田舎から上京したご両親が警察署に到着してしばらくしてボスが職場に戻ってきて。
我が子のように可愛がってからボスの目は真っ赤に泣き腫らした状態。
「大事故だった割には綺麗だった」
ボスはずーっと亡骸に付き添ってたから私達より事実として受け止めてるってこと。
ってなうちに亡骸が検視を受ける為に警察署から別の場所に移送されることに。
鰻上司と麻布クンが最期のお別れをする為にそっちに向かったから私は職場に待機して連絡のキー局。
その間も右折待ちの大型車にノンブレーキで突っ込んだから車体の上半分がなかったこととか
本当に衝撃的な事故だったことが伝わってくる。
そうこうしてるうちに検視結果が判明してさらに驚くことに事故の前に死んでたって。
何だか聞いたことのない結核菌で心停止。
先週まで元気だった人の命を奪うほどの結核菌だから相当強烈だったに違いない。
結核って最近密かに流行してるって聞いてたけどこんなに身近に発生しちゃってー。
って結核ってバッチリ移る病気なんだよね。
ボスも心配して「検査を受けなくちゃ」って言ってたけどそういう問題でもないみたい。
今日検視したお医者さんから結核発生の届けが出されると普通の病院で自費検査って扱いじゃなく
結核予防法に基づいて保健所が動く話になるみたいだし。
保健所が必要と認めた範囲で検査をすることになるみたいだけど私達も該当者かなぁ。
亡骸は今日のうちに飛行機でご地元に搬送されたけど何だかあっけない最期だったよぉ。
Tクンが今日も「お疲れさまです!」って爽やかに登場しそうな気がするし。
彼から貰った絵文字入りメールもしばらくはこのままだなー。
最期のお別れはできなかったけど彼の冥福を祈るばかりです。  合掌