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普通の日記
桜
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2001年11月14日(水) ■
1円

いつものように7時を回った頃隆之介からの電話。
もちろん私は電車の中。
八王子駅まであと10分程。
最近じゃ警察署まで車で出迎えするより駅での待ち合わせが定番って感じ。
今日も剣道の稽古を終えた隆之介と駅で待ち合わせだ。
私の方が少しだけ早く到着。
びゅうで旅行のパンフレットを眺めながら時間調整。
「九州」ってパンフレットを見るにつけ義父の横着さを再認識しちゃったりなんかして。
隆之介の到着を待って仲良く会話しながら家路を急ぐ。
重そうに防具を背負った隆之介の手にはコンビニの袋。
稽古を終えてお腹も空いてるんだろう。
買ったばかりのクッキーを時折口にして。
で、隆之介ったら「このクッキー意外と美味しいなぁ」
「ママも味見してみる?」って2〜3個手渡し。
初めて食べる類のクッキーって感じ。
隆之介のお勧め通りに程よい味わい。
さらに隆之介ったら「コンビニで肉まんも買って食べちゃった」
育ち盛り食べ盛りって感じ。
「でもお金が足りなかったんだ」って。
「コンビニのおばちゃんが『おばちゃんが1円出してあげるから』って言ってくれたんだよ」って。
聞けばクッキーを購入して残り91円。
自分ながらに瞬時に計算して88円の肉まんを追加購入することにしたらしいんだけど
いざ会計って段になって「92円です」って言われちゃったんだって。
この時期のコンビニってレジの所にホカホカ肉まん。
本当に美味しそうだし肉まん自体が「買ってくれー」って叫んでるみたいに感じちゃうんだよね。
88円に消費税をプラスすると当然91円じゃ済まないから最初から隆之介の計算違い。
で、取りやめようかって思ってたらコンビニのおばちゃんが助け舟を出してくれたってことらしい。
「おばちゃんありがとう」って爽やかにお礼を述べたって。
剣道少年だから愛を差し伸べてもらえたのかしら?
何しろ警察署の目の前のコンビニだし隆之介ったら頻繁に立ち寄ってるみたいだし。
とにかく今日の所は無事に肉まんにありつけたみたいだけど
いざって言う時の1円の重みを感じてくれたかな。
おばちゃんの厚意がなければ肉まんは買えなかったはずなんだから。
最近の子は道端に落ちてるお金でも1円じゃ見向きもしないって言うけど
やっぱり1円でも大切なんだなぁって肌身で感じてくれたかな。
とにもかくにも心優しいおばちゃんに感謝です。