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普通の日記

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2001年05月10日(木)
拾得物

昨日の放課後友人宅に遊びに行った隆之介。
私が帰宅すると何やら漂う秘密ムード。
夕食準備を急ぐ台所にやってきて「あのね、今日○○君にこれもらったんだけど。」
隆之介の手には一頃大流行りしたたまごっちによく似たデジモンを育てる小型のゲーム機。
小さな画面には可愛いモンスターが踊ってる。
「じゃママからお礼の電話した方がいい?」
しばらくしたら「本当は出かける時に拾ったの。」「○○君の家でリセットしたんだ。」
微妙な心の揺れが秘密を感じさせる行動となったことは想像に難くない。
とりあえず昨晩は隆之介の手元に置いたものの今日交番に届けることを約束させていた。
後ろめたい気持ちがあって拾ったものを自分の物にしちゃうより
どんな些細な拾い物でも交番に届ける正道を歩ませたかったから。
幸い今日は夕刻から塾通い。
駅前の交番に立ち寄ってから塾に行っても十分間に合う。
1人交番に入って隆之介が拾ったゲーム機を提示する。
自宅付近で拾ったことや拾った時間帯など必要事項をお巡りさんから聞かれる。
さらにお巡りさんが確認のために自宅に電話。
自宅で留守番をしていた義父が交番からの電話に少々驚いたらしいけど。
警察署での剣道に通ってるって話が及んだらしく
「半年経って落とし主が現れなかったら警察署で」って拾得物の証明書をもらって手続き完了。
で、交番を出ようとしたらにわか雨に襲われちゃってお巡りさんが傘を貸してくれたんだって。
駅を挟んでほんの数分間傘のおかげで無事塾に到着。
本当にわずか10分程で降った雨は帰宅時にはすっかり止んでたから帰りに傘の返還。
何とも晴れやかな気持ちでの帰宅です。
私が帰宅すると書類を取り出してきて「半年だって」「ちゃんとしまっておかなくちゃ」
あれこれ考えて隆之介が「秘密の引き出し」と称してる引き出しに保管してたわ。
ここって急性虫垂炎で入院した時に母子でやり取りした手紙を入れたりしてる隆之介の特別の場所。
ゲーム機の類に落とし主が現れることって本当に稀だろうし。
で、昨日再起動させちゃったゲーム機を案じた隆之介が「お巡りさん煩いって思ってるかな」
あの手のゲームってお腹が空いたとか遊んでよとかピーピー訴えることが多いんだもんね。
半年後には電池切れ間違いなしだけどそれもまたいい経験だろう。
交番に物を届けるって習性そのものが子供には大事だわ。