宿題

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2006年04月12日(水) 「裸の島」について/岡本敏子
ものすごくリアルなんだけれど、ここまで来ると、
もうそれをとっくに超えているのね。現実を超えた現実感。
これは決して、シュールレアリズムなんかではないのよ。

シュールっていうのは、どうしても個人の枠から出られない、
つまりスタイルのひとつに過ぎないの。
でも現実は違う。目の前にある日常を突き詰めていくと、
その向うに、ぽっかり開いた世界があるのよ。

日常とその向こう側の世界を、私たちはいつも行き来している。
普通にしているから気づかないけれど、いつだって、
こちらとあちらの境目を、私たちは越えているの。
そういう力を持っていることに気づかせてくれるのが、映画じゃないかしら。


★「裸の島」について/岡本敏子★

マリ |MAIL






















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