宿題

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2005年12月07日(水) さよなら絶望先生/久米田康治
「あなたの本心が分からない」
昔からよくそう言われます。
親にも言われました。学級担任にも言われました。
昨日初めて会ってそんなに仲良くない人にも言われました。
もう少し心を開いてみてはと他人に言われます。
とんでもありません。もし心を開いて本心を話したら、
その場で絶好されてしまいます。
この醜い心を閉じてこそ、人とようやく関われるのです。
迷惑かけぬように臭いものにフタをする。
ご近所づきあいのマナーなんです。
「あなたの本心がわからない」そう言われても、
実のところボク自身ボクの本心がわからないのです。
ボクは本当は何がしたいのでしょうか?
ボクはどんな漫画が描きたいのでしょうか?
ボクは何ですか?
アナタはボクの何なんですか?
何でもありませんか?
どうもすみません。

ボクの心は二重扉。
奥の一つはボクでも開きません。


★さよなら絶望先生◇巻末の紙ブログ「開きなさい」/久米田康治★

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